不動産投資の最初の1歩、ワンルーム投資とは
不動産投資の初心者が最初の1歩を踏み出す場合、ワンルームマンションがオススメだということを知っている人が少ないようです。そこで、今回は、ワンルームマンション投資が初心者にオススメな理由、特徴やリスク・注意点、活用のポイントをお話します。
ワンルーム投資が、初心者が始めやすいワケ
初めて不動産投資をする場合、多くの人がワンルームマンションの1室への投資からスタートすると思いますが、その理由は、物件の価格がアパートなどに比べて手頃だということが挙げられるでしょう。
収入が安定している会社員は、銀行からの融資が受けすいので、ワンルームの物件であれば、物件にもよりますが、少ない頭金で投資をすることができます。自分の手元資金を減らさずに、銀行からの借り入れで投資ができるというのは不動産投資をするメリットです。
また、投資用物件を選ぶ際に重要なのは、「長期的に安定して借り手がつくこと」です。常に、賃貸、売買のニーズがあるかどうかはとても重要です。その際、重要になってくるのが「人口密度が高いエリア」なのかどうかです。
例えば、東京の物件に投資するとした場合、東京の人口の構成を考える必要があります。現在、東京では、約半数が単身世帯ですが、今後も高齢化で配偶者との死別による1人暮らしが増え、結婚しない人も増える傾向にあるといわれており、2035年には単身世帯が半数を上回ることが予測されています。
さらに、都心部のワンルームは、バリバリ働いている会社員、学生などさまざまな需要があります。ですから、例えば、誰もが憧れるブランドエリアでも、駅近で設備も抜群で家賃も高めという物件から風呂なし共同という物件まで幅広く需要があります。いざという場合は家賃を安くすれば、誰かしら借り手はつく可能性が高いのもワンルームの特徴です。
ワンルーム投資のリスク・注意点は?
不動産投資において一番のリスクといえば、家賃収入が入らなくなる「空室リスク」です。万が一、空室になり、家賃収入が入ってこなくても、修繕・積立金などの管理費用や固定資産税などの税金を支払う必要がありますし、通常はローンを組んで物件を購入しているのでローンの返済もしなくてはなりません。ですから、空室となり賃貸収入が入ってこないと、単に収入が入ってこないだけではなく、もろもろの支払いを考えると、毎月のキャッシュフローがマイナスになってしまうのです。
老後の自分年金用に活用するのがポイント
基本的にワンルーム投資をする場合、長期のローンを組んで投資するケースがほとんどです。つまり、ローンを完済するのは、20年後、30年後になります。
ただし、ローンを完済した後は、都内のワンルームマンションであれば、月々6万円〜8万円程度の家賃収入が入る可能性があります。
ですから、ワンルームの投資は、老後の年金の足しにすることを目的に手堅く着実に投資をするというスタンスで臨むのがよいでしょう。
まとめ
物件の価格や賃貸のしやすさなどから見て、初心者はワンルームマンションへの投資が始めやすいでしょう。ただし、大きくリターンがでるわけではないので、老後の年金の足しにするイメージで活用するとよいでしょう。