仮想通貨市場の時価総額、今後15年以内に9,000兆円との予想

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著名なベンチャー投資家であるティム・ドレイパー氏は、仮想通貨市場全体の時価総額は今後15年以内に80兆ドル(9月執筆時点で約9,000兆円に相当、以下円換算は全て9月時点の為替レートで概算)になる可能性があると語りました。

ちなみに、東京証券取引所第1部の2017年末時点での株式時価総額は647兆円です。

この予想に加え、ドレイパー氏はビットコイン価格が2022年までに25万ドル(約2,800万円)を超えるとも予想しています。

ドレイパー氏は以前から仮想通貨について、前向きな主張を続けている人物です。

同氏は、米当局が開催したオークションで、シルクロードという闇サイトから押収されたビットコインを落札したことで話題になりました。正確に言うと、2,000万ドル(約22億5,000万円)足らずの金額で3万ビットコイン以上を落札しています。

同氏はさらに、仮想通貨に否定的な政府に対しても抗議の声を上げています。インドのある銀行が仮想通貨関連の口座を凍結した際には、ルピーは仮想通貨に取って代わられるべきだと語っています。

ドレイパー氏は、2014年時点でビットコインの今後の動きを正確に予想したことでも注目を集めました。同氏は当時、ビットコインは3年以内に1万ドル(約110万円)を超えると予測していましたが、この予想は2017年に現実のものとなりました。

実際には、ビットコインは彼の予測すら上回り、2017年末には1万9,000ドル(約215万円)超えまで上昇したのです。

しかし、ドレイパー氏の予想が常に正しかったわけではありません。同氏は血液検査専門の新興企業であるTheranosを支援した人物の1人でした。しかしながら、複数の訴訟を受け、Theranosは既に解散しています。

エリザベス・ホームズ氏が立ち上げたこの新興企業は、ジョン・カレイルー氏の調査報道がきっかけで米証券取引委員会に起訴されました。血液1滴であらゆる検査ができるとうたっていましたが、そのような技術は完成していなかったのです。しかしドレイパー氏は未だに、彼女は陰謀に巻き込まれただけだと擁護しています。

ワザモノ編集部

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