固定資産税とは?固定資産税の特徴と計算方法をわかりやすく解説!
建物や土地などを持つとかかる税金、固定資産税。いくらかかるものなのか、そもそも固定資産税とはどんなものなのか、支払いはいつなのかなど、気になることはたくさんありますよね。これから住宅などを購入するなら、固定資産税の額や支払い方法についてはしっかり理解を深めておきたいところです。
そこで今回は、固定資産税の特徴と計算方法について、わかりやすく解説していきたいと思います。
固定資産税についてわかりやすく解説
まずは、固定資産税という税金の仕組みや特徴について、わかりやすく要点を整理していきましょう。
固定資産税とは?
固定資産税とは、わかりやすくいうと土地や住宅などにかかる税金の一つです。固定資産税というと、建物や土地を持っている人が支払う税金というイメージがありますが、その他にも事業をやっている人は業務上使用する設備品、機械などの償却資産にも固定資産税はかかります。
土地や建物の場合、所有者として課税台帳に記帳されているかどうかで、課税対象になるかどうかが決まります。アパートやマンション、戸建ての建物を借りて住んでいる人は、その土地・建物の所有者ではないので、固定資産税はかかりません。固定資産税を支払うのは、マンションや戸建て・土地の所有者(大家、オーナー)として課税台帳に登録されている人です。
固定資産税評価額とは?
固定資産税評価額とは、固定資産税がいくらになるのか計算するときに参照するものです。計算方法については後述しますが、固定資産税評価額は、総務省が定める固定資産評価基準に基づいて、市区町村が価格を決めます。
土地や建物などの価値は、固定のものではなく変動していくものなので、固定資産税評価額は3年ごとに見直されるという決まりがあります。
土地の場合は、地価や公示価格を参考にして、その70%前後の額を固定資産税評価額として決定します。建物の場合は、劣化具合と再建築する場合に必要な建築費などを考慮して、もともとの建築費の50~70%の額が固定資産税評価額となるのが一般的です。
固定資産税評価額の調べ方
具体的な固定資産税評価額を知るためには、どうすればいいのでしょうか。
固定資産税評価額は、役所から送られてくる納税通知書を見ればわかります。
固定資産税の納税通知書には、課税の詳細を知らせる課税明細書が同封されています。家屋等の床面積、価格、減額となっている場合はその理由などが記載されています。「価格」の欄を見ると、固定資産税評価額が書かれています。