どのくらい税金を納めるの? 計算してみてわかったこと
税金
税金の使い道はどうなっている?
それでは私たちが納付した税金はどのように使われているのでしょうか。国の収入や支出は4月から翌年3月の期間で計算します。
2018年度の一般会計の歳入97兆7128億円の60.5%が租税や収入印紙となっています。
その2018年度の歳出の内訳は、以下のようになっています。
図:国税庁 税の学習コーナーより引用
社会保障関係費 33.7%
健康や生活を守るための医療、年金、福祉、介護、生活保護などの公的サービス
公共事業関係費 6.1%
上下水道、道路、住宅、公園、港、空港、河川の堤防、ダムの整備などに使われる
文教・科学振興費 5.5%
学校教育費、科学技術の発展のための新しい研究・開発などに使われる
経済協力費 0.5%
国際社会の平和のために行う開発途上国の経済援助、国際機関へ資金を提供する政府開発援助(ODA)
地方交付税交付金 15.9%
自治体に財政力の違いがあるため、公共サービスに格差が生じないよう、国が地方公共団体の財政力を調整するための支出
警察・消防費、ゴミ処理費用、医療費の公的負担などに使われる
改めて国の歳出を見ると、普段は気づかずに過ごしていますが、社会での助け合いのための活動に使われており、私たちの生活に密着したものばかりです。ケガや病気のときにお世話になる救急車が無料なのも、税金が使われているからですね。