50歳で早期リタイア、老後資金は1億円で足りる?

老後

50歳早期リタイアで退職金はいくらもらえる?

一口に退職金といっても、勤続年数や会社の規模、退職理由などで変わってきます。
定年の場合と勤続年数25年(47歳)、勤続年数30年(52歳)の場合に分けて見てみましょう。

退職金の金額


参考データ:厚生労働省「退職給付の支給実態」、厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」(2018年)、中央労働委員会「平成29年賃金事情等総合調査」(2017年)、東京都産業労働局「平成30年中小企業の賃金・退職金事情」(2018年)

厚生労働省の調査は、日本全国の会社を対象として、勤続20年以上かつ45歳以上に限定しており、実績払いでの平均値です。
途中で転職して退職金をもらった人も含まれるため、金額が低くなっています。
また、大卒の定年退職で勤続年数25~29年では1,395万円、勤続年数30~34年では、1,794万円になっています。

中央労働委員会と東京産業局の調査は、新卒で入社した人が、普通の能力と成績で勤務した場合の退職金水準(=モデル退職金)で、離職理由が自己都合の場合です。

全般的に早期リタイアは、会社都合の場合とくらべると金額が低くなっています。
また、定年までの退職金の金額をイメージしていた場合、意外に少ないと感じるかもしれません。
さらに、大企業と中小企業では金額に大きな差があることも見逃せません。

続いて、総務省統計局のデータから賃貸の場合、持ち家の場合で生活費が1億円あれば大丈夫なのかを確認してみましょう。

NEXT:「老後の生活費は1億円で足りる? 賃貸と持ち家の場合で比較」

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池田 幸代

株式会社ブリエ 代表取締役 証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不...

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