6月18日は海外移住の日。海外の老後費用はいくら?

老後

1908年6月18日、日本人移住者781人を乗せた移民船「笠戸丸」がブラジルのサントス港に初めて入港したことを記念して、1966年に「海外移住の日」と定められました。今では海外に行き来しやすくなり、老後を移住や永住ではなく海外ロングステイする人も増えています。海外で生活する方が安価で豊かな生活ができるという話も耳にしますが、費用はどのくらいなのでしょうか?

今回は海外でかかる生活費用についてお伝えしていきます。

海外の生活費用はいくら?

ロングステイ財団の「ロングステイ希望国・地域2016」によるとロングステイ先の人気上位5国の1位はマレーシア、2位タイ、3位ハワイ、4位台湾、5位フィリピンとなっていて東南アジアの人気は高いです。

なかでも1位は11年連続マレーシアと根強い人気です。温暖なエリアで過ごしやすく、日本に比べて物価が安く、豊かに暮らせるメリットがあるのも人気の理由のひとつです。また、治安の良さや医療水準の高さ、さらに日本人ネットワークがあるため初めて海外移住する人にとっては安心して生活できる環境ともいえます。

マレーシアでの夫婦の月の基本生活費(平均レベル)は、宿泊費11万7000円(短期コンド2~3ベッド)、食費5万円(外食中心)、通信費用(現地携帯電話)3000円と、合計で約17万3000円になります。

さらにレジャー費5万4000円、交通費1万2000円、お小遣い3万円、旅行保険2万円を加えると、ゆとりある老後の生活費は28万6000円になります。こちらはセキュリティのある住まいで生活し、一定レベル以上の生活を維持する費用なので、宿泊費、食費、レジャー費などをもっと安く生活費を抑えることもできます。
日本に家を残しておくのであれば維持費などの費用、また日本とマレーシアの往復交通費が必要になります。

マレーシア以外の生活費の相場を知るにあたり、世界中のあらゆる地域の生活コストや不動産価格など世界最大のデータベースとなる「Numbeo」サイトから家賃相場をみてみましょう。
【1ヶ月のアパートメント(3ベッドルーム)の家賃相場】

※Numbeoサイトから家賃相場を引用(2018年5月18日の為替レートを元に計算)

東京と人気ロングステイエリアの家賃相場を比較してみると、第2位のハワイ(ホノルル市内)以外の家賃相場は安く、生活費は日本より少ない金額で生活できる傾向にあります。あくまでも相場となるため、物件レベルや郊外エリアなどに居住場所によって更に生活費をおさえることもできます。

ロングステイは日本に生活基盤をおきながら海外で長期滞在するのが主流なので、受給できる年金額以内で生活費をおさえ、温暖な気候で趣味など楽しみながら滞在したいと考える人達にとってはアジア圏が人気なのもうなずけます。

海外移住にはビザ取得と収入・資産条件がある

マレーシアは短期滞在ビザで最長90日滞在することができます。マレーシアの国際空港で到着時に無料で発給しくれます。ただし、マレーシア滞在は1年間で180日と決まっているので、連続して90日以上滞在したいとうことであれば最大10年滞在可能な「マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)ビザの取得が必要になります。

年齢制限はありませんが、収入・資産条件があります。50歳以上の方であれば次の通りになります。
・最低35万リンギット(約945万円)以上の財産証明と月額1万リンギット(約27万円以上)の収入証明が必要です。
・仮承認がおりた後はそのうち30万リンギット(約810万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する必要があります。
(2年目以降は医療費、家の購入、同行した子供の教育費目的に5万リンギット(約135万円)を引き出すことが可能です。)
※1マレーシアリンギット=27円で計算した場合

ビザの申請方法は書類を揃えて個人で「マレーシア・マイ・セカンドホームセンター」へ提出する方法と、マレーシア政府の認可を受けている代行業者(代理店)経由での申請となります。なお、代理店はマレーシアにあり、代行手数料もかかります。

【ロングステイビザの一例】

まとめ

将来、老後は海外ロングステイをしてみたいとの希望があれば体験ツアーに参加してみて実際に現地の生活を知るのもよいでしょう。ロングステイ先が決まったら現地での生活費を算出して、年金では不足するようであればその資金を早いうちから貯めておくことはセカンドライフを楽しむことの大前提です。

今関 倫子

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ファイナンシャル・プランナー 外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転...

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