国民年金の未納分 今から支払うと受給金額はいくら上がる?

年金・社会保険

5年さかのぼれるのは2018年9月30日まで

後納は、いきなり保険料を払えばいいというものではなく、事前の手続きが必要となります。その手続きの期限が2018年9月30日までです。30日が日曜日なので、9月28日金曜日までに年金事務所で手続きをしないといけません。
なお、後納制度は、後納できる期間のうち古い月の分から納める必要があり、納付が遅れたことによる加算がつきます。

過去の国民年金保険料と加算額は次の表となります。


日本年金機構 後納制度のリーフレットより抜粋

7月中であれば、2013年7月分以降を納付できます。
後納制度によって過去2年より前の未納保険料を払ったとしても、過去2年以内の保険料が未納として残っていれば、やはり支払督促が変わらず届きます。本来納付が優先されるのは、2年以内の未納保険料ですので注意してください。

まとめ

老齢年金は生きている限り一生受け取ることができます。人生100年時代の今、なるべく多く確保しておくべきお金です。
転職時、次の会社に勤めるまでに1カ月以上空いている期間がある人は、自分が知らない間に未納が発生している可能性もあります。後納制度を利用して年金を増額させましょう。

後納制度の受け付けは2018年9月30日、実質は9月28日で終わる予定です。
急いで年金事務所で手続きをしてください。

小野 みゆき

中高年女性のお金のホームドクター 社会保険労務士・CFP・1級DCプランナー・年金マスター・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 企業で労務、健康・厚生...

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