2018年8月から変更、高額療養費制度のポイント

介護・医療

限度額適用認定証を申請しておくと便利

病院で支払った医療費が高額になって、自己負担限度額を超えた場合は、申請をすることで払いすぎたお金は戻ってきます。
しかし、病院での支払額が大きくなれば、後から戻ってくるとはいえ負担が大きくなります。
しかも、申請をしてからお金が戻ってくるのは3カ月以上かかります。はじめから限度額までの支払いですめば助かりますね。

そのために準備しておきたいのが「限度額適用認定証」です。
これがあれば、限度額を超える額を払わなくてよくなります。
認定証の申請は、保険証の「保険者」にします。
会社員で健康保険に加入していれば、総務などの部署に申請を依頼しますが、国民健康保険であれば、住所のある市区町村の国民健康保険の窓口に申請をします。

今まで70歳以上では、「高齢受給者証」または「後期高齢者医療被保険者証」があれば、自己負担限度額までの支払いになりました。
しかし改正後は、所得区分の年収が約370~1160万円の場合は、限度額適用認定証も必要になります。入院するなど、必要な時には早めに申請しましょう。

まとめ

高齢になると、病院にかかる機会も増えます。今回の改正を含め、家族で情報を共有することで、いざという時に適切な対応ができるようになります。時には健康や病気のことなど、家族で話し合ってみるといいのではないでしょうか。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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