4月から始まる自転車保険義務化 コスパのいい方法は?
コスパの良い自転車保険の加入方法は?
自宅で加入している火災保険、自動車保険、共済などに「特約」として「個人賠償責任保険」が付いている場合は、あらたに自転車保険に加入する必要はありません。
まずは既に加入している保険に該当する補償がないか確認してみましょう。
もし付いていない場合には、後から付けることが可能なケースが多いので、保険会社に問い合わせをしてみましょう。特約で加入すると保険料が安いのでコスパが良くなります。
なお、個人賠償責任保険は重複加入していてもひとつの保険会社からのみ補償されますので、注意が必要です。
また、あわせて示談交渉サービスや弁護士費用特約(保険市場)も付けておくと、いざというときに役立ちます。
以下の表で、自分が加入しているものがないか確認してみましょう。
自分や家族が加入しているかを確認する保険・共済
①「自転車保険」などの名称で販売している商品
②自動車保険の特約
③火災保険の特約
④傷害保険の特約
⑤クレジットカードなどの付帯保険
ーーー団体保険ーーー
⑥会社などの団体保険
⑦PTAの保険など学校・大学で加入募集を受ける保険
⑧交通安全協会の自転車会員として加入している保険(自転車事故による損害賠償のみを補償)
東京都都民安全推進本部ホームページ「自転車利用中の対人賠償事故に備える保険等」を参考に筆者が作成
この他に、自転車の購入時または点検整備をすることで加入できる「赤色TSマーク付帯保険(日本交通管理技術協会)」があります。これには傷害保険・個人賠償責任保険・被害者見舞金の補償が付いています。1年更新となっていますので、毎年忘れずに更新するようにしましょう。
もし、自転車事故で「自分や家族がケガをしたときの補償」が必要だと判断した場合には、あらたに自転車保険や傷害保険への加入を検討してみても良いでしょう。
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まとめ
免許不要で気軽に利用できる自転車ですが、道路交通法上では「車」に位置付けられています。道路を通行するときには「車」として交通ルールを守り、安全運転を心がけましょう。同時に自転車保険などの個人賠償責任保険に加入することで、不測の事態に備えておくことが大切です。