不動産を購入したときの初年度の確定申告の仕方
マイホーム・住宅ローン
白色申告と青色申告どちらで申告したらいいのか
確定申告には白色申告と青色申告があります。簡単に違いを説明すると、白色申告は簡単な会計処理が認められている代わりに控除などの特典が少なく、青色申告は複式簿記などの会計処理が求められる代わりに控除や損失の繰越しなどの特典が白色申告よりも多くあります。
青色申告では損失があった場合に3年に限りその損失を翌年に繰り越すことができます。翌年黒字があったとしても、前年の赤字を差し引いて確定申告することができるのです。
白色申告は事前の届け出が必要なく比較的簡単に済ませることができるので、不動産投資を始めたばかりの人は、まずは白色申告でもいいでしょう。
不動産投資で保有する物件が多く、事業規模になってきたら控除や、損失繰越しのメリットを受けられるように青色申告をするといいでしょう。
初めての確定申告の前に揃えておく書類
確定申告をスムーズに行うためには初めに書類は揃えておきましょう。
物件購入に関わる書類
・不動産売買契約書
・売渡精算書
・賃貸契約
・家賃送金明細書
など
経費に関わる書類
・税金の納付書
・保険料の証明書
・ローンの支払い明細書
・管理費・積立修繕費明細書
など
書類が準備できたら、国税庁のH Pから確定申告の入力ができます。白色申告の場合は収支内訳書、青色申告の場合は青色申告決算書の入力が必要です。
画像:国税庁 確定申告作成コーナーより
まとめ
不動産を購入したら、居住用の不動産でも投資用の不動産でも初年度は必ず確定申告をしましょう。確定申告は書類などの不備がなければ受付順に手続きされるので、早めに出すことで早めに還付を受けることができます。
また、居住用の住宅ローン控除を申請するときは、控除証明の要否という欄に必ず丸が付いていることを確認してください。忘れてしまうと翌年も確定申告が必要になるので忘れずに確認してください。