自宅に住みながら老後資金を確保「リースバック」とは?

マイホーム・住宅ローン

持ち家を活用して老後資金を生み出す方法の一つとして、注目されているのが「リースバック」という方法です。
今回は、リースバックの仕組みやメリット・デメリットを解説します。

リースバックの仕組み

リースバックとは、自宅などの所有物件を専門の不動産会社(第3者機関)へ売却し、買主であるオーナーに対してリース料(家賃)を支払うことで、引き続きその不動産を利用する方法。セールアンドリースバックの略。

引っ越すことなくそのまま住みながら、売却金という形で一時的に大きな金額を手にすることができるサービスで、最近利用者が増加中です。ローンが残っている場合は売却金額の一部を返済に充て、残った資金は自由に使うことができます。

例えば、老後の生活費、病気の治療費、介護費、住宅ローン以外の借金の返済、子どもの教育費などです。資金使途が自由ですし、実は年齢制限がないので、シニアの方だけでなく若い世代活用できる資金調達手段です。いずれ自分または自分の子どもが買い戻すこともできます。

リースバックのメリット・デメリット

●リースバックのメリット
自宅を売って賃貸物件に転居する際、60代以降高齢になるにつれて、新たに賃貸契約を結ぶのは難しいので、そういう場合にリースバックは有効と言えます。引っ越さなくてよいので、慣れ親しんだ愛着のある家に引き続き住み、変わらずご近所づきあいできるのも嬉しいポイントです。また、売却したことを周りに知られないので、家計の懐事情を周りに気付かれないのも良いところでしょう。

リースバックは、金融機関などの融資と異なり、現金化までの期間が比較的に短いのもメリットと言えるでしょう。
なお、リースバックは、将来的に買い戻すことも可能となっています。

●リースバックのデメリット
物件を売却することになるので、所有者でなくなるという点がデメリットに挙げられます。
また、売却価格は、周辺相場よりも安くなりがちです。買い戻しが可能ではありますが、買い戻す時の価格は売却価格よりも高くなる場合が多いので、金銭面では不利と言えます。

なお、オーバーローン(売却額<ローン残債)の場合は、リースバックは原則利用できません。そして、当初の契約の2年〜3年が経ったら、リース契約を続ける(住み続けるか)、買い戻すか、手放すかを選択しなければなりません。
もし、「住み続ける再契約をしない」かつ「物件を買い戻さない」場合、物件を第三者に売却することになります。

まとめ

リースバックは、ローンの返済に困っている時、競売にかけられている時、競売にかけられていることを知られたくない時、仕事や学校の都合で引越ししたくない時などに有効的な資金調達手段の一つです。
ただし、メリット・デメリットを正しく理解し、他の資金調達手段と比較の上、活用するようにしましょう。

頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Mone...

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