災害時に持っていくものリスト お金はいらないの?

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地震や台風、記録的な大雨など、これまで経験したことのないような自然災害が近年増えていています。そういったことから避難場所の確認や、非常用持ち出し袋などを準備しているという人もいることでしょう。
しかし、一刻を争うような状況のとき、多くの人が最優先で持ち出すものはなんなのでしょうか。BIGLOBEの行なったアンケートをもとに考えてみます。

災害避難時まっさきに持ち出すものは携帯電話

2018年8月にBIGLOBE(ビッグローブ株式会社)が行なった「災害に関する意識調査」によると、災害に遭って避難するときに持っていく物の質問に対して、1位は携帯電話で86.9%という結果になりました(複数回答)。
2位はお金(財布)で85.8%。お金やお財布よりも携帯電話を優先するという結果です。災害が起きたとき自分の身の安全が確保されたら、家族や友人の身の安全の確認するためにも携帯電話は必需品と言えます。

さらに携帯電話を持っていることで、欲しい情報にインターネットを通じて早い段階でアクセスすることができます。また災害時にSNSの情報が役に立ったり、その情報で人命が救助されたりしたこともありました。
災害時には家族や友人との連絡手段でもあり、情報収集もできる携帯電話が、「避難するときに持っていくもの1位」という結果は頷ける結果です。

避難するときお金はいらない?

避難するときに、財布や現金などを持ち出すことができればいいのですが、一刻を争うような緊急のときには持ち出すことができなくても仕方ありません。
そこで、いざというとき困らないように、スマートフォンにモバイル決済の設定をしておくといいでしょう。

モバイル決済とは、お店に設置してある端末にスマートフォンをかざすだけで支払いが完結する仕組みです。とても便利なのですが、事前にクレジットカードなどの情報をスマートフォンに登録しておく必要があります。
モバイル決済はコンビニやドラッグストアなどでも使用できるため、避難したときに現金がなくても必要なものを購入することができます。

とは言え、お店の被害状況や、停電などにより必ず店頭でモバイル決済ができるとはかぎらないので、現金が全くないもの心配です。多少の現金として1000円札数枚と、100円硬貨など20枚から30枚くらい準備しておきましょう。レジが使えないとお釣りを準備することもできないかもしれないので、そんなときには小銭の方が便利なのです。現金とモバイル決済できるスマートフォンのふた通りあれば、当座の出費には対応できます。

FPが考える、災害時の持っていくものリスト

水や食料、乾電池といった必ず持ち出しとして用意するもの以外にも、忘れずに用意して欲しいものがあります。
それは、自分の加入している保険証券のコピーです。ケガなどで入院した時には医療保険のコピー、地震で家が被害に遭った場合は、地震保険のコピーなどがあれば、スムーズに保険金を請求することができます。迅速に保険金を受け取ることができれば、生活を早めに立て直すことができます。

また、罹災(りさい)証明書の発行などのためには身分証明書も必要になります。免許証、健康保険証などのコピーを準備しておくといいでしょう。
これらのコピーは携帯電話で写真を撮っておくこともできますが、携帯電話の電池が切れて確認することができなくなる可能性も考えると、コピーにしておくといいでしょう。

また、家族や親戚、近しい友人の連絡先も一覧表にして一緒に持ち出しましょう。家族や友人の電話番号は、携帯電話のアドレス帳に登録しているので、相手の電話番号を覚えているという人はほとんどいないと思います。
また、LINEやSNSなどでやりとりをしているため、そもそも相手の電話番号を知らないということもあります。この機会に大切な人の電話番号を確認しておくといいでしょう。

FPが考える災害時の持ち物リスト
・携帯電話
・乾電池
・乾電池式充電器
・現金(小銭)
・身分証明書
・車や家の予備の鍵
・健康保険証コピー
・保険証券コピー
・火災保険のコピー
・地震保険のコピー
・金融機関一覧
・家族・親戚・友人連絡先一覧

まとめ

家族などの安全の確認ができ、さらに情報の収集もでき、その上モバイル決済で買い物ができる携帯電話は避難時の必需品ですが、必ずしも充電できる環境であるとは限りません。充電するための携帯用充電器も忘れず持ち出すようにしましょう。
そして、現金もあればさらに安心です。

黒須 かおり

ファイナンシャルプランナー CFP® 女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識...

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