知らずに住むと後悔するかも?憧れのタワーマンションに潜むデメリット
立地・高級感・眺め・セキュリティなど、住むだけで一つのステータスとしてみなされるタワーマンション。2016年のドラマ「砂の塔」でも更に話題を呼びました。そんな憧れが詰まったタワーマンションですが、住んでみたら意外なデメリットが潜んでいるのです。もし入居を考えるならば、1度確認しておきましょう。
部屋の階層が高いほど、税が増える!?
実はこれまで、タワーマンションが節税対策として活用されていたのをご存知ですか。通常、マンションの物件購入額は、日当たりや眺めといった要因で低階層・高階層で価格差がありましたが、部屋の間取り・面積は同じなため、固定資産税評価額は低階層・高階層で差はないのです。そのため、評価額が同一なら高い物件を購入した方が資産維持上お得なため、節税投資として活用されていました。
ただ、2016年秋頃から、課税見直しのために、階層が高いほど増税にする税制改正が2017年度に行われるのではないかと検討されています。変更された場合、主に相続税への影響が出てくるため注意が必要です。
高階層ほど、地震など災害の影響を受けやすい
タワーマンションとなると、50階超えの階数を有することもあります。当然、免震対策はされていますが、上層であればあるほど、地震の際に揺れを強く感じ、たとえば震度3でもかなりの揺れを感じることがあるそうです。また、テレビが倒れる・棚が倒れる・食器が落ちるなどの被害が低階層に比べてかなり多くなります。
地震だけでなく停電が発生して、エレベーターが停止した際には、自分が住む階層まで、階段で昇り降りする必要があります。
地震を始めとした自然災害が多い日本であるからこそ、デメリットとして気にしてしまうポイントになりますね。
維持管理費が必要以上にかかる
サービス・セキュリティ・施設が充実している一方、設備の管理費がかかってしまいます。特にサービスや施設を普段一切利用しない人にとっては無駄な支出になってしまいます。キッズルーム・ゲストルーム・ミニショップ(コンビニ)など、タワーマンションだからこそ付属している設備ですが、利用頻度も人によって異なりますよね。タワーマンションに住む際には「設備の充実さ」の裏側の、「コスト」といったデメリットも考えた上で購入を検討する必要があります。
まとめ
一部を紹介いたしましたが、通勤時間や帰宅時におけるエレベーターの混雑や、強風の影響で洗濯物を干せないことがあるなど、デメリットはほかにもあります。
ついつい華やかなタワーマンション生活に憧れてしまいますが、デメリット面もしっかり理解した上で、購入を検討しましょう。