マイホーム購入の意識や実態 購入するなら何歳?
マイホーム購入のタイミングはいつがベストなのでしょうか?
「今は不動産価格が上がっているから下がるタイミングを待った方がいい」「住宅ローン金利が低いうちがいいのでは」などの色んな意見を耳にすると、マイホーム購入のタイミングに迷ってしまう人も少なくないでしょう。世の中の人は何歳ぐらいにマイホームを購入しているのでしょうか。
マイホーム購入した年齢は平均36.3歳
日本FP協会調べによる「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」では、マイホーム購入の意識や実態について質問を行いました。
現在の住まいが持家の人(575名)に、自身(または配偶者)がマイホームを購入した年齢を聞いたところ、「30~34歳」や「35歳~39歳」(ともに23.5%)に回答が集まり、平均は36.3歳になりました。
マネー相談にこられる方の中でも、30代になると就職してから一人暮らしの期間も長く、「この先もずっと家賃を支払い続けるのはもったいないのでそろそろ購入したい」という独身の方も少なくありません。
もちろん、結婚や出産で家族が増えたことを機会にマイホームの購入を検討する30代のご夫婦も多いので、平均年齢36.3歳というのはうなずけます。
非持家の人がマイホームを購入したい年齢は平均40.5歳
現在の住まいが持ち家ではない人(625名)に、この歳までにマイホームを購入したいという年齢を聞いたところ「購入したいと思わない」(68.0%)が最も多くなりましたが、購入意向がある人(購入したい年齢を回答した人)では「35~39歳」(6.7%)や「40~44歳」(7.8%)に回答が集まり平均40.5歳となりました。
非持家の人のうち68.0%もの大多数がマイホームを購入したと思わないという結果です。マネー相談でも持家を購入したいと思わない人に理由を聞くと、「将来、親の介護で実家に帰る可能性がある」「住宅ローンの借入れがなく身軽」「気軽に引越しできる」「将来、土地の価格が下がるのでは」などの答えが返ってきます。
購入意向がある人は40歳前後になると、仕事、子どもの進学など、家族のライフプランがある程度、見えてくる年齢になってきてマイホームの購入を検討できるようになってくるのではないでしょうか。
マイホーム購入のベストタイミング
マイホーム購入のベストタイミングはご家庭それぞれといえます。
まずはライフプランをたてて、頭金が準備できる時期、子どもの進学時期なども考慮し、無理なく返済できる金額がみえてから購入できると安心です。今は物件価格が高騰している、東京オリンピックの後になれば物件価格が下がる、将来このエリアは土地の価格が下落するなどの記事を目にすると購入するタイミングに迷ってしまう方もいるでしょう。
しかし、ライフプランがたち、無理なく返済できる金額がみえ、気に入った物件が見つかった時がマイホーム購入のベストタイミングといえるでしょう。
物件は、自身のライフスタイルに合わせて選びますが、将来実家にもどる、子どもが独立したら手狭な物件に引っ越してもいいなど、売却や賃貸する可能性もあれば利便性が良くて買い手、借り手が見つかりやすいい物件というのも条件として入れておきましょう。
まとめ
マイホームは一生の買い物ではありますが、売却、賃貸に出ししやすいことも念頭に入れて物件を選んでおけばライフプランの変化が生じた際にもつぶしがききます。
マイホーム購入するなら何歳がよいのかは、ライフプランをたててベストなタイミングを選択しましょう。