マンション購入時の頭金の平均は?知っておきたいお財布事情

マイホーム・住宅ローン

マンションの購入には、月々のローンや頭金が必要。特に最初に払う大きなお金でもある頭金は、平均どれくらい払うものなのでしょうか。また、年収のレベルとマンション価格の関係など、気になる昨今のマンション事情をご紹介します。

年収400万円未満では、頭金なしが最も多い

住宅情報サイト「suumo(スーモ)」が2011年に、家を買った1700人を対象に行ったアンケート調査をご紹介します。
年収400万円未満の人の「用意できた頭金の額」では、最も多いのが0円で26.0%という結果でした。次いで200万円未満が23.4%、200~500万円が18.3%、500~800万円が11.7%とのこと。中には3000万円以上用意した人もいますが、どうやら頭金なしでマンションを購入する人も少なからずいるようです。
もう少しだけ裕福な、年収400万円~600万円の層の結果も見てみましょう。ここでの頭金は200万円未満が最も多く、21.4%という結果でした。ただし、200万円~500万円用意した割合もほぼ同じの21.2%です。この層では、頭金を数百万円ほど用意する人が多いということがわかります。

年収が多いほど、頭金に支払う額も多くなる

年収が600万円~800万円の層では、頭金が200万円~500万円の割合が最も多く、21.3%という結果です。また年収800万円以上の層では、最も多い頭金の額が1000万円~1500万円という結果。やはり、年収が多ければ多いほど、頭金として最初に支払う金額も多くなるようです。
参考までに、マンション価格も比べてみましょう。年収400万円未満と年収400万円~600万円の2つの層で最も多かったのが、3000万円~4000万円の価格帯です。また、年収600万円~800万円の層では4000万円~5000万円が最多、年収800万円以上の層では7000万円以上が最多という結果でした。年収・頭金・マンション価格はすべて比例していることがわかりますね。

頭金の額はどうやって決めるのか?

そもそも頭金の割合は、住宅ローンを借りる時に金融機関と相談するものです。金融機関にとっては、貸すお金が多ければ多いほど利益が増えます。ただし、大きすぎる金額は返済も大変ですから、返済できなくなるというリスクも考えなければなりません。住宅価格と個々の返済能力、さらには金利情勢などを総合的に見て判断するというわけです。
逆に、返済する側にとっては借りる金額が少ない方がお得。極端な話、頭金100%で一括購入すればローンの必要すらありません。貯蓄があって頭金の割合をある程度調整できる場合、少なくしすぎると損をしてしまうということを頭に入れておきましょう。

マンションの頭金について、どれくらいが目安か把握できたでしょうか。やはり、それぞれの経済事情に合った額を用意する人が多いようです。現状と予定を踏まえ、全体のバランスを考えて頭金の額を決めてください。

moneliy編集部

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