10月17日は貯蓄の日。貯蓄・投資と上手に付き合うにはどうすればよい?

資産運用

1952年(昭和27年)に日本銀行が定めた「貯蓄の日」。この頃からすでに65年もの歳月を経ているのに、筆者のところには「頑張っても貯蓄ができない」と悩む人が多く相談に訪れます。お金との付き合い方を学校で教えられずに育ってきたので、悩むのは当然なのかもしれません。投資となればなおのこと。
では、どうすれば貯蓄や投資と上手に付き合えるようになるのでしょうか。3つのポイントでご紹介します。

貯蓄の目標をはっきりさせる

「頑張っても貯蓄ができない」理由のひとつとして、目標を定めないまま貯蓄を始めてしまうことがあげられます。目標もなくお金を貯めていると、ある程度まとまった貯蓄ができた時点で使ってしまい、必要な時には貯蓄がないという悪循環に陥りがちです。

そうならないために、まずはマネープランを立てることがオススメです。例えば、「10年後に子どもが大学生になる」、「20年後に定年を迎える」など、具体的に決まっていることだけでなく、「10年後に家族で海外旅行をしたい」といった希望も含めたプランです。貯蓄の目標がはっきりすると、いつまでにいくらのお金を準備するかが明確となるので、ムダにお金を使わない心のブレーキ効果が期待できます。

お金が貯まる仕組みを作る

貯蓄の目標がはっきりしたら、次に取り組みたいのが「先取り貯蓄」です。給料の中から貯蓄分を自動的に別の口座に積み立てるシステムのことで、間違って使ってしまう心配がないため自然とお金は貯まるという仕組みです。

先に貯蓄をして残ったお金で生活費をやりくりするので、慣れないうちは家計管理が難しいかもしれません。ですが、もし毎月3万円ずつ積立てできれば年間36万円。金利がつかない状況でも、10年で360万円もの貯蓄ができる計算です。貯蓄の目標にあわせて毎月積み立てする仕組みづくりも、お金が貯まる秘訣と言えるでしょう。

投資も仕組み化して値動きと上手に付き合う

「投資は怖い」という先入観から、「貯蓄は全部預貯金にしています」という人も多いのではないでしょうか。ただ、大手都市銀行の1年物の定期預金金利は0.01%。貯蓄で増やしていくことは期待できない状況です。

そこでオススメなのが、毎月少しずつ投資商品を購入する「積立投資」です。「積立投資」には、投資信託であれば、月々100円と少額から手軽に投資を始められること、分散投資でリスクを軽減できるという特徴があります。一度手続きをすれば毎月一定額を自動で積み立てることができるので、コツコツ無理なく続けられることも魅力的です。

また、一度にお金をつぎ込まず時間をずらして投資を続けることで、平均単価を引き下げる効果も期待できます。平均単価が下がれば、値上がりした際に利益を得られやすくなります。価格が高い時には買う量が減る一方、安い時には多く購入できるという仕組みです。この複数回にわけて投資する方法を「時間分散」といい、なかでも定期的に一定額を投資する方法を「ドル・コスト平均法」といいます。

値動きと上手く付き合う方法として、手軽にできる積立投資を始めてみてはどうでしょうか。

まとめ

貯蓄も投資も頑張ってするものではなく、仕組化することでラクに続けることができるようになっていきます。使う予定が決まっているお金は「貯蓄」で手堅く、将来のためのお金は「投資」で増やすといった工夫も大切です。「貯蓄の日」をきっかけに、将来を見据えた家計づくりの第一歩を踏み出しましょう。

辻本 由香

CFP、おふたりさまの暮らしとお金プランナー 企業の会計や大手金融機関での営業など、お金に関する仕事に約30年従事。暮らしにまつわるお金について知識を得るこ...

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