食欲の秋に心がけたい、健康で太りにくい身体つくり

趣味・美容

食欲の秋をすぎると、クリスマス、忘年会、とイベントが目白押し!外食が増え体重が気になる時でもあります。今年は体重を気にせず楽しめるよう、今から食の意識を少し変えて、太りにくい体づくりを始めませんか。

胃腸を丈夫にして太りにくい身体をつくる

漢方の世界では、太りにくい体をつくる時に胃腸を元気にする方法を意識します。このお話をすると、「胃腸が元気になると太りませんか!?」とみなさん驚かれますが、漢方的ダイエットでは体重を増やしたいときも、減らしたいときも胃腸の働きを整えることを重視します。胃腸は吸収だけでなく、消化・排出にも関係があると考えるからです。

今すぐできる簡単チェックリストで胃腸の状態をチェックしてみましょう。
□ お腹がゆるくなりやすいor便秘がち
□ 食事量を減らしても体重が落ちない
□ 夜9時以降の食事が多い
□ 朝起きたときにお腹が空かない
□ 疲れやすく、朝おきられない
□ 舌にベタベタした苔が歯ブラシで磨きたい程ついている
□ 口臭が気になる

いかがでしたか? バランスが崩れている際によく見られる体のサインを書き出してみました。3つ以上あてはまる方は胃腸が少しお疲れの可能性もあります。
次の項目では胃腸を強くする方法をご紹介します。あまりチェックが当てはまらなかった方も、外食や旅行で一時的に食べすぎた時や胃腸の風邪を引いた時などに応用できますので、お読みいただければ幸いです。

サラダは太る?太りにくい体をつくる調理法や食材って?

消化の負担を極力かけないような心がけが胃腸を元気にし、太りにくい身体にするコツです。夜遅い時間は食べない、よく噛んで食べる、腹八分目にするなどはもちろん重要ですが、調理法や食材にも胃腸を元気にするものがありますのでご紹介したいと思います。

食材はよく煮てスープで食べる

さっぱりしていて体に良さそうな生野菜やお刺身などの生ものは消化に時間がかかり胃腸を強くしたいときにはおすすめできません。サラダでなく温野菜を食べる、鍋やポトフなど、スープの状態にして食べることは、意識して取り入れていただきたい方法です。

お粥を上手に取り入れる

実はお米そのものに、胃腸を元気にする役割があります。漢方の古典を読むと、治療時に「漢方を飲んでお粥を食べましょう」という指示があるものもあります。炊飯器をお粥モードで炊き、朝や夜遅い日はお粥、物足りない場合はご飯を雑炊にしてよく煮て食べる、など生活の中で無理なく上手に取り入れてくださいね。

まとめ

太りにくい体づくりのポイントとして、胃腸を元気にする漢方的方法をご紹介しました。「食べ物はしっかり煮て消化の良い状態で食べる」という心がけを日頃からもっていただければと思います。

柳沢 侑子

一般社団法人女性の中医学普及会 代表理事 外資系製薬会社に勤務していた時に体調を崩したことがきっかけで、漢方、サプリメント、アロマなど代替医療に興味をもつ。...

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