投資初心者が知っておきたい用語「レバレッジ」

資産運用

投資には独特の用語があります。すべてを覚える必要はありませんが、初心者が知っておきたい用語のひとつが「レバレッジ」です。
今回は、投資のキーワードであるレバレッジを解説します。

レバレッジとは?

レバレッジは、日本語に訳すと「てこ」のこと。「てこ」は、小さな力で大きなものを動かすことができる仕掛けです。

この「てこ」の働きをお金にあてはめたものが「レバレッジ」です。倍数で表すことが多く、レバレッジ3倍という場合は、100万円で300万円分の投資を行っているという意味になります。

このように、少ない投資金額で大きな取引ができることを「レバレッジ効果」と言います。

どんな商品にレバレッジがあるの?

〇株の「信用取引」
株取引の場合、証券会社に自己資金を委託証拠金として預けると、その金額よりも大きな取引ができます。これを「信用取引」といいます。信用取引のレバレッジは、証券会社によっても差がありますが、基本的には3倍程度。

たとえば、自己資金が100万円あるとしたら、通常の株取引なら100万円分の株を買うことができます。株価が10%値上がりすると、100万円で買った株が110万円の価値になります。その株を売ったら10万円の利益が出るので、この時の利益率は10%です。
一方、信用取引を使ってレバレッジをかけた場合は、100万円の自己資金で300万円の株を買うことができます。同様に株価が10%値上がりしたら、330万円になります。その株を売ったら30万円の利益なので、利益率は30%。レバレッジ効果で、利益率が大きくなります。

〇FX(外国為替保証金取引)
FXは、「円を売ってドルを買う」など、外国通貨の取引をすることで利益を得ようとする金融商品です。
FXの最大の特徴は、レバレッジ効果が大きいこと。自己資金の何倍もの金額で外貨取引が可能です。レバレッジは5倍、10倍、25倍など株と比べて高倍率です。利益が出た時の効果は大きいのですが、損失も大きくなることに注意が必要です。FXをするなら、まずは低い倍率から始めましょう。

〇不動産投資
不動産投資とは、賃貸物件などを買って家賃収入を得ることなどで利益を得ようとするものです。高額な不動産を買うには、ローンを組むことが多いでしょう。マンション価格2500万円で35年ローン(金利1.0%)だとすると、月々の返済額は約7万円ですが、これには家賃収入が充てられます。ただし、固定資産税や設備の修理などにかかる費用を準備しておかなければなりません。そのために、月1万円程度の負担は必要です。
ローン完済までの35年間で、負担したのは月1万円だけだったとすると、支出の合計は420万円です。

 1万円×12カ月×35年=420万円

総支出420万円で2500万円のローンを完済できるので、この場合のレバレッジは約6倍です。マイナス金利政策の影響で、貸付に積極的な金融機関が増えています。特に、不動産を担保にできる住宅ローンは組みやすいと言えるでしょう。

まとめ

レバレッジは、少ない自己資金で利益率を大きくできる、有効的な手段のひとつです。しかし一方で損失のリスクも忘れてはいけません。リスク管理はしっかり行いましょう。

タケイ 啓子

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ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に...

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