日本は暮らしやすいの?モノの価格で見える外国との比較

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海外駐在経験者からは「日本は暮らしやすいよ」という言葉を耳にします。日本は治安もよく、食料品や日用品など何でも手に入り、生活はしやすいということでしょう。
一方で、セカンドライフを日本よりも生活費が安い海外で悠々自適に暮らしたいと海外移住も人気があります。
実際、日本と外国とはどのくらい生活コストは違うのでしょうか。モノの価格からみる外国との比較をお伝えします。

物価の高い都市・物価の安い都市ランキング

外国と物価を比較するにあたり、世界最大級の組織・人事コンサルティング会社である、マーサーが発表した「2018年マーサー世界生計費調査(Cost of Living Survey)-都市ランキング」のデータを参考にみていきます。

今回紹介するランキングはニューヨークをベースとし、世界209都市において、住居費、交通費、食料、衣料、家庭用品、娯楽費用などを含む200品目以上の価格を調査し、比較されています。この調査は、駐在員を派遣するにあたり多国籍企業や政府機関が報酬や手当を決める際に利用されています。

2018年の上位と下位の都市ランキングは次の通りです。

2018年 マーサー世界生計費調査
都市ランキング(上位10都市)

都市ランキング(下位10都市)

出典:Mercer 2018 Cost of Living Survey (マーサー世界生計費調査)

駐在員にとって物価が高い都市1位は香港で東京は2位にランキングとなり、日本の物価は外国と比べてみると高い水準ということがわかります。
上位トップ10には香港、東京、シンガポール、ソウル、上海、北京とアジア6都市が入る結果となりました。

外国の駐在員の多くは日本の中でも東京が多数と想定できます。特に大使館・領事館などが多いエリアには、外国語で対応できるお店や施設が多いため暮らしやすく、安全で便利な環境であることから、居住場所として選ばれやすいようです。
港区、千代田区、渋谷区が代表的ですが、いずれも家賃相場の高いエリアであるため、外国からみても東京は物価が高い印象になると考えられます。

旅行をするなら物価が高い国もあり

今回お伝えしたランキングは住居費も含むため、上位ランキングの都市に移住するとなれば、物価が高い国を選ぶのは資金の準備が必要ですが、旅行であれば、物価が高くても上海、ソウルは距離も近いので旅費としては安くすみます。
また、物価が高い都市への旅行は渡航先で見学したい場所、行きたいお店、アトラクションなどを事前にいくらくらいかかるか見積り、渡航費とは別に滞在費用を準備しておきたいところです。

ロングステイをするならマレーシアが人気

海外移住にはビザの取得が必要です。なかでもマレーシアは短期滞在ビザで最長90日滞在することができるので日本とマレーシアを行ったり来たりして暮らすならオススメです。ただし、マレーシア滞在は1年間で180日までと決まっているので、連続して90日以上滞在したいとうことであれば最大10年滞在可能な「マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)ビザの取得が必要になります。

ロングステイ財団の「ロングステイ希望国・地域2017」によるとロングステイ先の人気上位5国の1位はマレーシア、2位タイ、3位ハワイ、4位台湾、5位フィリピンとなっていて東南アジアの人気は高いです。温暖なエリアで過ごしやすく、日本に比べて物価が安く、豊かに暮らせます。
たとえば、マレーシアなら夫婦の月の基本生活費(平均レベル)は、セキュリティのある滞在場所の宿泊費11万7000円(短期コンドミニアム2~3ベッド)、食費5万円(外食中心)、通信費用(現地携帯電話)3000円で約17万円です。宿泊費、食費、レジャー費などをもっと安くして、生活費を抑えることもできます。

まとめ

東京は世界からみても住居費を考えると物価が高い上位ランキングであるのもうなずけます。
しかし、日本国内であっても東京と地方では家賃相場に差があるように、日本以外の上位ランキングに入っている都市で住むとしても、居住エリアによって住居費は異なるでしょう。
とはいえ、外国で家賃が安いとセキュリティ面の不安があります。家賃だけをみると東京は高いですが、治安もよく色んな国の食材を取り扱っているスーパーもあり外国の駐在員からすれば日本は暮らしやすいのではないでしょうか。
日本からみたら、物価が安く、セキュリティが高いマンションに安全に住める国なら暮らしやすいでしょう。

今関 倫子

ファイナンシャルプランナー 外資系保険会社勤務中に、AFP資格取得後、独立系FP事務所に転職。ファイナンシャルプランナーとして活動し、女性を中心に年間のべ2...

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