コロナ禍で収入減!住宅ローンの支払いが厳しくなった話と救済策
ちょっと背伸びはしたけれど、組める範囲の住宅ローンで夢のマイホームを購入!しかし、コツコツ返済を頑張っていた矢先のコロナ禍による収入減少……。我が家の家計に住宅ローンが重くのしかかりました。
今回は、筆者の住宅ローン返済が厳しくなった話と、そこで知った救済策や対応策について紹介します。いつか役に立つかもしれないお金の話、ぜひご覧ください。
コロナ禍で収入が減少!住宅ローンの支払いが厳しい…
我が家は自営業の夫とライターの妻、小学生と保育園の子どもが1人ずつの4人家族です。
マイホームに夢があったので、子どもが小学校入学前に住宅の購入を決めました。ちょっと背伸びをした価格でしたが、住宅ローンはフラット35を選択し、見事審査を通過。
夢のマイホームに住み、夫婦2人、二人三脚で住宅ローンの返済を頑張っている最中に起こったのが、新型コロナウイルス感染症の拡大です。
幸い、妻である私の仕事は影響を受けませんでしたが、夫の仕事は大きく影響を受けてしまい、収入が大幅に減少してしまいました。
通常でもさほど余裕があったとは言えない我が家の家計で、夫の収入減少は本当に痛手で、住宅ローンの支払いが重くのしかかることに……。
しばらく耐え忍びましたが、感染拡大が止まらない世の中で、何か助けてくれる制度はないのかと探し始めるのでした。
住宅ローンの支払いが滞るとどうなるか調べてみた
まず気になったのが、“住宅ローンの支払いが滞るとどうなるのか”ということでした。すぐに滞納することはないにしても、知っておいたほうが良いと思ったからです。
ここでは、住宅ローンを滞納し続けるとどうなるかを、時系列で紹介します。
<住宅ローンを滞納したその後の一例>
滞納から数日後:金融機関から住宅ローンの引き落としができなかったことが通知される
滞納から1ヶ月後:延滞金と利息を入金するように手紙が届く
滞納から2ヶ月後:再度、入金を促す催促状や代位弁済が明記された催告状が届く
滞納から3ヶ月後:住宅ローンの支払いが不可能と見なされ、代位弁済の措置がとられる
滞納から5ヶ月後:裁判所の職員が自宅に来て事情聴取を行い、競売の準備が進められる
滞納から6ヶ月後:競売期日通知が届き、競売が開始される
調べた内容で驚いたのが「払えなくなってからたった6ヶ月で家を手放さなければならないんだ……」ということでした。
家を手放したくない人は、住宅ローン契約をしている金融機関が、住宅ローンの支払いを不可能だと判断する“滞納から3ヶ月”がタイムリミットと覚えておいたほうが良いでしょう。
金融機関は、住宅ローン契約者に支払い能力がないと判断すると、保証会社に連絡をします。
この保証会社は、契約者に代わって住宅ローンをすべて返済する代位弁済を行い、契約者は保証会社に住宅ローン残金を一括で返済しなければなりません。
分割で払えなかった住宅ローンが一括で払えるわけもなく、自宅は競売にかけられ、借金返済に当てられるということのようです。
これを知って、「住宅ローンの滞納だけは絶対避けなければ……」と思い、次は救済策の調査に進むのでした。