請求額に驚くその前に!一人暮らしでかかる水道・光熱費の相場と家計節約術
電気代の節約方法
続いて、光熱費の中でも大きな割合を占める電気代の節約について見ていきます。
電気代の節約①電力会社の見直し
2016年にスタートした電力自由化により、電力会社や料金メニューの選択が可能になりました。電力会社によっては一人暮らし向けのプランがあるため、変更することで今よりお得になる可能性もあるでしょう。
昼間は仕事に出ていて夜間しか電気を使わない、できるだけシンプルなプランがいいなど、まずはライフスタイルに合わせて電力会社を見直してみてください。
電気代の節約②待機電力をカット
普段あまり使わない家電も、コンセントにつないだままになってはいませんか?実は家電製品は、コンセントにつないでいるだけで待機電力を消費しています。使い終わったらコンセントを外すように心掛け、節電に取り組みましょう。
いちいち外すのが面倒!という場合は、節電タップがおすすめです。スイッチひとつで待機電力をカットすることができるので、コンセントを外す手間がありませんよ。
ガス代の節約方法
最後は、特に冬には欠かせないガス代の節約について見ていきます。
ガス代の節約①できれば都市ガスがおすすめ
家庭で使用するガスには、都市ガスとプロパンガスの2つがあり、比較的都市ガスの方が安い傾向にあります。この種類は住む物件によって異なり、また契約後に変更できないケースがほとんど。これから一人暮らしを検討しているなら、物件選びの際にチェックしておきましょう。
ガス代の節約②給湯器の設定温度を下げる
給湯器の設定温度が高いほど、沸かす時間が長くなるため、ガス代も高くなってしまいます。冬場の食器洗いやシャワーの設定温度を1~2℃下げるだけでも、ガス代の節約になるでしょう。また、お風呂にためるお湯の量もガス代への影響があります。普段お風呂いっぱいにお湯をためているなら、少し減らしてみるなどの工夫をしてみてください。
他にも、お風呂のお湯の追い炊きも、ガス代がかさむ原因です。沸かしたあとはすぐに入る、お湯を冷めづらくする保温シートなどを活用する、など、節約できる方法はたくさん。簡単なので、ぜひ試してみてください。
ガス代の節約②ガスコンロの使い方を工夫
ガスコンロを使う際は、調理時間が短くすることが節約に繋がります。ガス代がかかりやすいのは、火にかける時間が長くなる、煮る調理法。たくさんの油を熱する揚げ物も、節約には不向きでしょう。また、火が鍋底からはみ出すと、その分ガス代がムダになってしまうそう。節約のためには中火以下での調理がおすすめです。
他にも、火の当たりが良くなる底の広い鍋を使う、煮込み時間を短縮できる圧力鍋の活用、ひとつのフライパンでの同時調理、熱を逃さないようフタをする、ある程度火が通ったらあとは予熱に任せるなど、調理方法の工夫でガス代を節約してみてくださいね。
生活に必要な見えないお金、水道・光熱費を節約しよう
毎日の生活の中に当たり前にある水道や電気、ガスにかかるお金は見えづらいため、1人暮らしをして初めて「こんなにかかってるんだ…」と実感した人もいるのではないでしょうか。
毎月必ずかかるものなので、光熱費の節約の意識づけはとても大切です。ひとつひとつの節約でカットできるお金はわずかでも、年間を通して考えると決して無駄ではありません。
浮いたお金を自分の糧にしたりご褒美にしたりするためにも、毎日の習慣や行動を変えてみてはいかがでしょうか。