仕事の自腹出費が痛い人に!特定支出控除で税金を削減しよう!

税金

特定支出控除で税金を安くするには、確定申告が必要

確定申告とは、1月1日から12月31日までの収入をもとに所得税を計算し、不足があれば納付したり、払いすぎていれば還付を受けたりするための手続きです。
会社員の所得税の計算は勤務先が年末調整を行うため、確定申告をする必要はありません。
しかし、特定支出控除は年末調整ではなく、翌年に確定申告(2020年の場合2月17日から3月16日まで)をする必要があります。

確定申告書に添付が必要となる書類は、特定支出に関する明細書、給与支払者の証明書、自腹経費の領収書、会社で年末調整を計算した証明となる給与所得の源泉徴収票です。
なお、給与支払者の証明書については、国税庁で書式の様式が決められています。
経費ごとに、当てはまる書類に必要事項を記入し、会社の年末調整などを担当する窓口にて証明をもらってください。

特定支出控除をうけるための証明書は、以下のサイトからダウンロードできます。
▶︎国税庁「給与所得者の特定支出控除に関する証明書の様式等の制定について」

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まとめ

ひとつひとつの費用はそれほど大きくなくても、年間で見た場合には、積み重なってまとまった金額が自腹になっている人もいそうです。
特定支出控除の対象をしっかりとチェックして税金の払い過ぎを防ぎましょう。

舟本 美子

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」 会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。 あなたに合った...

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