退職金っていくらもえるの?退職金のしくみから計算方法まで徹底解説
老後
退職金の金額はどうやって決まる?退職金の計算方法
退職金の金額は、各企業が設ける条件の元、主に以下の4つの方法から算出されます。退職金の計算方法をご紹介します。
基本給連動型
退職時点の基本給や勤続年数、退職する理由によって退職金の支給額を決める方法です。「退職金=1か月分の基本給×勤続年数×給付率」という計算を用いて算出されます。最もベターな計算方法といえるでしょう。
ポイント制
自社への貢献度などに一定のポイントを設定し、退職金額を計算する方法です。「退職金=退職金ポイント累積×ポイント単価×支給率」という計算を用いて算出されます。勤務年数より個々の努力を反映したいという思いから、最近ではポイント制を採用する企業も増えつつあります。
別テーブル方式
役職や等級に応じて基準額を決定し、勤続年数と退職理由に応じた支給率をもとに、退職金額を計算する方法です。「退職金=基準額×支給率」という計算を用いて算出されます。
一見基本給連動型と似ていますが、基本給ではなく「基準額」を用いて計算するのが大きな違いです。
定額制
勤続年数によって退職金額が決まる計算方法です。企業ごとに「勤続年数5年までは〇万円」など、勤続年数ごとに支給される金額があらかじめ決定されています。会社への貢献度がまったく反映されず、勤務年数にのみ左右されます。
退職金の相場と計算方法を把握し、自分の職場の就業規則を確認しよう
退職金は、企業ごとによってもらえるかもらえないかが異なるだけでなく、どの計算方法を用いているかによっても、金額に大きな差が生じます。退職金を正しくもらうためにも、自分の職場の就業規則を確認し、退職時にトラブルがないよう対策を取りましょう。