確定給付企業年金とは?確定給付企業年金の特徴をわかりやすく解説!

確定給付企業年金のメリット
次に、確定給付企業年金のメリットを見ていきましょう。
給付額が決まっているため将来設計がしやすい
確定給付企業年金は、給付額がある程度決められています。企業が拠出した年金が給付されるものなので、加入者が運用したり管理したりすることはありません。
将来もらえる年金額がある程度わかっていれば、老後の過ごし方などの将来設計がしやすくなります。確定給付企業年金が入ってくることを見越して、現在持っているお金を何かに使うこともできるでしょう。
資産運用をする必要がなく減額リスクがない
確定給付企業年金は、加入者自身が資産を運用する必要がありません。企業が資産運用をしてくれるため、加入者にとっては手間がかからないので楽です。
資産運用には、何かとリスクがつきものです。年金額を増やせる可能性はありますが、その分減るリスクを負うことになります。年金額が増えることよりも一定額が保証されていることに魅力を感じる人は多いでしょう。これが、確定給付企業年金のメリットです。
確定給付企業年金法で保証されている
遠い未来のことなので、「年金って本当にもらえるの?」と不安に思う人もいるでしょう。しかし確定給付企業年金は、実は確定給付企業年金法という法律で給付が保証されています。
つまり確定給付企業年金は、単なる企業の取り組みではないということです。厚生労働省の認可を受けて確定給付企業年金を実施する以上、この法律に従わなければならないので、加入者は確定給付企業年金を安心して受け取ることができます。
確定給付企業年金のデメリット
次は、確定給付企業年金のデメリットを見ていきましょう。
給付額が引き下げられる可能性がある
確定給付企業年金は、企業が拠出して運用を行う年金なので、企業の財力にある程度左右されてしまいます。
もちろんある程度給付額は決められていますが、もし企業が途中で倒産したら、どうなるでしょうか。企業には、年金はおろか従業員に給料を支払う余裕すらなくなってしまうため、このような不測の事態が起こった場合は年金額が減ってしまう可能性があります。良くも悪くも、確定給付企業年金は企業に依存した年金なのです。
現在の受給額がわかりにくい
自分で資産運用するタイプの年金なら、自分で金額を逐一把握することができます。しかし、確定給付企業年金は企業が運用を行っているため、基本的に加入者は途中でその運用・管理などを知ることができません。
そのため、確定給付企業年金は加入者が受給額を把握しづらいというデメリットがあります。年金がもらえるときになって、はじめて金額がわかる仕組みになっているため、場合によっては「これだけしかもらえないんだ……」ということもあるかもしれません。
退職理由によっては受給額が減る可能性がある
確定給付企業年金には、自己都合で退職した際に受給額が減るリスクがあります。具体的にどうなるのかは企業によって変わりますが、退職の理由によっては減額される可能性があります。特に自身に何らかの非があって退職する場合は、厳しい減額がなされることもあるようです。
まとめ
確定給付企業年金は、企業が拠出から運用、給付までを行うリスクの少ない年金です。加入しておけば、将来もらえる年金の足しになるため、メリットは大きいと言えるでしょう。
ただし、自分自身で資産運用をしたい人にとっては少し物足りなく感じるかもしれませんし、企業に依存した年金なのでリスクがまったくないわけではありません。加入を検討する際は、このようなデメリットについても正しく理解しておきましょう。