年金手帳とは? 年金手帳の役割についてわかりやすく解説!

年金・社会保険

年金手帳の役割とは

年金手帳は、公的年金に加入していることを証明する大切な書類です。
そして、加入した年月日だけではなく、その後の保険料納付の記録も確認できます。記録のページを確認してみると、20歳になった時に学生なら、その時に国民年金の1号被保険者として加入しているでしょう。

その後、企業に就職したら、国民年金から厚生年金の被保険者に変更となり、被保険者の種別は1号から2号に変更になっていると思います。
これらの記録が、年金手帳1冊で、国民年金と厚生年金が両方とも確認できるようになっています。

年金を受け取るには、保険料を払っていたかどうかの条件をクリアしている必要がありますが、年金手帳によっても確認することができます。
保険料納付の条件は、年金の種類によって異なります。
老齢年金は、保険料を納付または免除された期間の合計が10年以上である場合に、65歳から受け取れます。

障害年金は、障害の原因となった病気やケガの初診日の前日において、次のいずれかの要件を満たしていることが必要です。
(1)初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間で、保険料を納付または免除された期間の合計が3分の2以上あること
(2)初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと
ただし、20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は、納付の条件はありません。

遺族年金は、保険料を納付または免除された期間の合計が、年金の加入期間の3分の2以上あることが必要です。
ただし2026年4月1日前の場合は死亡日に65歳未満であれば、死亡日の属する月の前々月までの1年間の保険料を納付しなければならない期間のうちに、保険料の滞納がなければ受けられます。

年金手帳を紛失をした場合には、市役所や年金事務所で再発行の手続きをします。
再発行には数週間かかる場合もあります。いざという時に困らないよう、早めに確認しておきましょう。

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まとめ

手帳というと、スケジュール帳やメモ帳を連想するかもしれませんが、年金手帳は年金を受け取るために必要な情報が記載された重要なものです。
大切に保管し、必要な時にはすぐに確認できるようにしておきたいですね。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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