海外旅行は現金派が6割以上 なぜクレジットカードを使わないの?
海外旅行先での支払いは、現金なら両替するのに手数料がかかります。クレジットカードなら手数料は不要でポイントも貯まるので断然お得!
しかしながら海外旅行での支払いに関する意識調査によると、クレジットカードの方がお得と思っている人は8割以上いる一方で、6割以上の人が現金派です。
なぜカードの方がお得だと思いながらクレジットカードを使わないのでしょうか?
海外旅行はクレジットカードよりも現金
国際カードブランド「UnionPay(銀聯)」のUnionPay International 調べによる「海外旅行での支払いに関する調査」では、海外旅行先での支払いは、現金派が多いことがわかりました。
海外旅行ではカードの方がお得だと思っている人は8割以上である一方、支払いは「現金派」が65.5%、カードと現金を使いわける「両刀派」は83%という結果でした。
また、カードと現金の使い分けの比率について聞いたところ、1位は「カード:現金=5:5」で、2位は「カード:現金=0:10」と現金派が多い結果になりました。
カード派がカードをメインに使う理由は「余分な現金を持ち歩かなくてもよくなるから」で、現金派が現金をメインに使う理由は「どこでも支払いができるから」です。
カード派も現金派もどちらも納得できる理由ですが、それでも現金派が多いのはどうしてでしょう。
現金払いのメリットとデメリット
現金払いの一番のメリットは「どこでも支払いができる」です。これは現金派が現金をメインに使う理由の1位になっています。
また、現金派がカードをメインに使わない理由の1位は「紛失・盗難すると大変だから」です。
一方、現金払いのデメリットは両替する際にかかる手数料です。
意識調査の結果によると1回の旅行で手数料として支払っている金額の平均は1,461円です。海外旅行に行く際に、損だと思いながら両替をしている人は約9割にのぼる結果となっています。
両替に手数料がかかるとしても、カードの紛失・盗難を心配しながら利用するより現金払いの方が安心感を持てるようです。
FPがオススメする旅行先での支払い方法
FPが考える海外旅行でのベストな支払い方法は、現金とクレジットカードの使い分けです。
現金は、チップやクレジットカードが使えないお店で支払うために使います。
クレジットカードは、ショッピングなどクレジットカードの支払いができるお店で利用します。現金とクレジットカードを使いわけることで、カードのポイントが貯まるというメリットはあります。
ただし、クレジットカードは使い過ぎてしまう、紛失・盗難の不安がある人からすれば、現金をたくさん持っていくのも心配です。現金も紛失・盗難のリスクがありますし、両替手数料がかかります。
そこでオススメなのがプリペイドカードです。プリペイドカードなら、チャージした分だけの利用なので使いすぎる心配がありません。
また、プリペイドカードは紛失・盗難にあった場合は紛失・盗難デスクに連絡すれば利用停止することができ、連絡した時点でのチャージ残高を補償してくれるのはもちろんのこと、会員専用サイトでカードを一時的に利用/解除することもできます。
そのため、プリペイドカードの方が現金よりも、紛失・盗難の被害を最小限におさえられます。
たとえば、クレディセゾンが発行しているプリペイドカード「NEO MONEY」なら、Visa・銀聯加盟店でのショッピングのほか、海外ATMで為替手数料、現地通貨の引き出し手数料がかかりますが、現地通貨を引き出すことができます。
また、米ドル・ユーロ・英ポンド以外の通貨供給量が少ない通貨は一般的に「マイナー通貨」とされていて為替手数料が高くなるとされていますが、「NEO MONEY」なら手数料を差し引いても、日本での外貨両替に比べてお得なレートで利用することができます。
プリペイドカードは発行会社によって発行手数料などかかるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
海外旅行の際は現金とクレジットカードの二択で考えがちですが、プリペイドカードを含めることで選択肢が広がり、自分にとってベストな支払い方法を選択しやすくなるでしょう。