妊婦健診にかかる費用とは?妊娠に関する補助金制度も解説!
妊娠したことがわかると、わくわく感や幸せな気持ちだけでなく、不安なこともたくさんありますよね。特に「費用面が心配」という人が多いのではないでしょうか。出産や育児には、多額のお金がかかるものですが、それだけではなく順調な妊娠経過をたどるためにもお金はかかってきます。その都度慌てることのないよう、事前に必要な費用や、それを賄う公的な制度について、知っておくことはとても大切です。
今回は、妊婦さんが受ける「妊婦健診」の費用や頻度について解説し、利用できる補助金制度についても紹介します。
妊婦健診ってどんなもの?
まずは、妊婦健診とはどういうものなのか、特徴や概要を整理してみましょう。
妊婦健診(妊婦健康診断)とは?
妊娠したことがわかったら、出産まで、定期的に病院で検査や診察を受ける必要があります。健診を受けるタイミングは、妊娠初期から23週目までは4週間ごと、その後35週目までは2週間ごと、臨月を迎える36週目からは1週間ごとです。
妊婦健診では、「体重測定」「血圧測定」「尿検査」が毎回行われ、子宮底長や腹囲測定、浮腫の有無なども確認されます。また、胎児の様子をチェックする「超音波検査」も妊婦健診の際に行われます。
妊婦健診を受けるために
妊娠がわかったら、まずは市区町村に妊娠を届け出る必要があります。届出の際に市区町村から母子手帳や受診票などが交付されます。受診票は、補助を受けるためにも必要になります。届出のタイミングとしては、赤ちゃんの心拍が確認できる5〜6週目が望ましいとされています。
妊婦健診の費用と回数
次に、妊婦健診の際にかかる費用と受ける回数を見ていきましょう。
妊婦健診の費用
妊婦健診の費用は、1回5,000~1万5,000円が目安です。妊婦健診は保険適用外なので、医療費は自己負担になります。出産までにかかる妊婦健診の費用を合計すると、約5万~10万円になります。自治体でもらえる受診票を持っていくと妊婦健診の補助を受けることができるため、妊婦健診の際には受診票を忘れないようにしましょう。補助を受けられる回数や補助額は地域によって異なるため、妊娠の届出をするとき、もしくは事前に確認しておくようにしましょう。
妊婦健診の回数
妊婦健診の回数は、14~15回となるケースが多いです。妊娠初期から23週までは4週間に1回、24週~35週が2週間に1回、妊娠36週(臨月)~出産が週1回の頻度なので、合計すると14回くらいになることがわかります。何度もある健診だからこそ、少しでも費用を抑えるために、自治体からの補助を受けることを忘れないようにしましょう。