生理、妊活、出産など女性の悩みを解決する、注目のフェムテックとは?
日本のフェムテック市場
ルナルナ
エムティーアイが提供する、生理日予測を中心とした体調管理アプリ「ルナルナ」は、テレビCMなどで目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。2018年12月時点で1,300万以上のダウンロード数となっています。
このほかにも、基礎体温を記録・管理できるアプリや、妊娠中・育児中の母子のためのアプリなども提供しています。
参考:ルナルナ
スマルナ
ネクストイノベーションの提供するスマートフォンアプリ「スマルナ」は、月経や避妊に関する悩みを持っている女性と、医療専門家をつなぐプラットフォーム。オンラインで相談や診察を受けることができるサービスで、2018年6月に開始し、2019年9月時点では約4万人のユーザーが利用しています。2019年9月には事業拡大のため、第三者割当※1の増資により資金調達(調達金額非公開)を行っています。
※1:第三者割当とは、会社が新たに株式を発行し、特定の第三者に有償で引き受けてもらう資金調達法のひとつ
参考:ネクストイノベーション株式会社 リリース
FUJIMI
画像:FUJIMI HP
また、肌の状態を改善するサプリメントの定期購入サービス「FUJIMI(フジミ)」を提供するスタートアップ企業のトリコでは、約20の質問に答えることで、肌の状態に合ったサプリメント5種類を1包にまとめた状態で購入できます。トリコはベンチャーキャピタル※2や個人投資家から第三者割当で3,000万円を調達しました。
ほかにも、ピルのオンライン診療サービスや、質問に答えることで妊活の専門かからのアドバイスや不妊治療に関する回答が届くサービスを提供する企業などがあります。
※2:ベンチャーキャピタルとは、高い成長率が見込まれる未上場企業に出資する投資会社のこと
まとめ
2025年までに500億ドル規模に拡大すると見込まれるフェムテック市場。
2019年には、日本国内でも、フェムテックに関する最新動向や可能性など基礎内容を中心としたコンテンツを提供しているイベントや、フェムテック製品やサービスの見本市も開催されました。フェムテック市場の成長とともに認知度や関心も高まってきています。
月経や妊娠・出産、更年期症状など、ライフステージによりその時々で起こる女性特有の体に関する課題を、テクノロジーによって解決への手助けをしてくれるフェムテック市場は、今後投資先としても十分に魅力があるのではないでしょうか。
参考:ランドリーボックス