新社会人になったら、どのようにお金を貯めればいい?
学生生活を終え、新社会人として働いた対価としてもらうお給料。バイト代感覚で使っているとあっという間になくなってしまいます。大人のたしなみとして貯金はしていきたいものです。
では、どのようにお金を貯めればいいのでしょうか?
お給料があまったら貯めようと思っても貯まらない!
社会人として頑張って得たお給料。学生時代には買えなかった化粧品も買えるし、旅行だっていけちゃいます。飲み会だって誘われたら行く…。頑張っている自分へのご褒美としてあと先考えずにお金を使っているとあっという間になくなってしまいます。
お給料のうち10%から20%を貯金額の目標に設定して、使う前に貯める「先取り貯金」をすれば、残ったお金でやりくりするようになるので、気が付いたら貯まっている!ということになるのです。
「先取り貯金」おすすめ3選
新社会人にオススメの先取り貯金3つをご紹介します。
優先順位1:自動積立(ネット定期)を活用する
インターネット銀行で扱っている「自動積立(ネット定期)定額自動入金サービス」です。毎月決めておいた日に自動的にお金を積み立ていくという仕組みで、一度手続きすると毎月自動的に貯まっていきます。
大手都市銀行であれば定期預金金利は0.01%ほどですが、例えば、東京スター銀行の場合、金利は0.025%と少し高いだけでなく、積立残高に応じて1万円で1ポイント貯まり、500ポイントからキャッシュバックが受けられるというサービスがあります。
優先順位2:つみたてNISA
つみたてNISAは、毎月決めておいた金額で指定した「投資信託」を積み立てていくものです。つみたてNISAでは、手数料が低いなど、金融庁の厳しい基準をクリアした商品から選ぶことになります。商品数は、2018年2月現在、140本程度です。投資信託は通常6000本ある中から選ぶので、つみたてNISAでは初心者の方も選びやすくなっています。
金融機関によって異なりますが、100円と少額から始められ、年間40万円まで20年間運用益が非課税で積み立てていくことができます。
優先順位3:社内預金・財形制度、持株会
あらかじめ指定した金額を差し引いてお給料が振り込まれます。振り込まれた時には既に貯金が完了しているので手っ取り早い「先取り貯金」といえます。勤務先によっては一般の銀行よりよい優遇金利が設定されていることもあるので確認してみましょう。
また、勤務先が社員に自社の株を毎月購入できる「持ち株会」があれば、勤務先の株を少額ずつ買っていくことができます。ただし、引き出す時に手間や時間がかかることがあります。
余裕ができたらおススメ! iDeCo(個人型確定拠出年金)
新社会人にとって、「老後」はまだまだ先のことです。しかし、少子高齢化で将来もらえる年金額が少なくなったり、年金がもらえる年齢が現在の65歳からもっと先に延びたりする可能性があります。生活に余裕ができたら老後資金の積立も少しずつ始めていきましょう。
老後資金準備で最も有利な方法がiDeCo(個人型確定拠出年金)です。
掛金の全額が「所得控除」になり、所得税・住民税が安くなります。(税金の計算の基礎になる金額=課税所得を掛金の金額分少なくすることができます)
例えば、年収300万円の場合、所得税率は5%ですが、毎月1万円=年間12万円積み立てると住民税(一律10%)と合わせて12万円×15%=1万8000円の節税ができます。
ただし、60歳までは原則引き出しができないので、先取り貯金の優先順位としては後回しでよいでしょう。
まとめ
お金を貯めておく意義を考えてみてください。病気をしてしまった時には医療費が必要です。結婚資金や海外旅行のためには資金が必要です。
お金は不安を軽く、夢を叶えるためにとても大切なものです。将来の自分のためにしっかり貯めていきましょう。