ライフイベントにかかる費用はいくら?

貯金・家計

貯蓄はいくら必要なのでしょうか?お金のことを考えるにあたって、ライフイベントに向けた準備をしておくことが大切です。長い人生において結婚、出産、子育て、住宅購入、定年などのライフイベントがおとずれます。ライフイベントには大きな金がかかることもあります。ライフイベントは人それぞれの目標や夢によってもさまざまです。主なライフイベントにかかる費用の目安を知っておくことで、事前に準備しておくことができます。

主なライフイベントにかかる費用の目安

車を買い替える、老後は海外に移住したいなど人それぞれによっても色々なライフイベントがあります。ここでは主なライフイベントにかかる費用の目安をお伝えします。

「結婚費用」約355万円
結婚費用のなかで最もお金がかかる挙式・披露宴・披露パーティにかかる総額の全国平均は354万8千円※です。自分がどんな挙式をあげたいのかによっても費用は大きく変わります。たとえば、大好きな「東京ディズニーランド」で結婚式を挙げたいなら、シンデレラ城での挙式(50名)と東京ディズニーランドホテルでの披露宴がセットで770万円のプランもあれば、会費制にして自己負担を50万円以内におさえるなど予算に応じて行うことも可能です。

※出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」(全国推計値)

「出産費用」約49万円
全国の平均的な出産費用にかかる費用は48万6734円ですが、健康保険から支給される「出産一時金」42万円で費用負担が軽減されます。したがって、出産費用は満額準備する必要はありません。一方、100万円以上かかるセレブ産院もあります。出産も選択によってかかる費用は幅広いです。
出典:厚生労働省「第74回社会保障審議会医療保険部会(H26.4.21)資料
※出産費用は入院料、室料差額、分娩料、新生児管理保育料、検査・薬剤料、処置手当料、産科医療補償制度、その他(文書料・医療外費用など)を含む

「教育資金」約1025万円
教育資金は進学コースによって大きく変わります。大学は国立なのか私立なのか、文系か理系かによっても費用に差があります。子どもが小さいうちは進学コースを決めるのは難しいですが、幼稚園から大学まで全て国公立のコースを目安にみても1000万円以上かかります。一方、私立医学部に進学すると6年間で2000万円以上かかります。子どもの希望進路により想定していた以上にかかるケースはあります。
出典:文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」/日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査(平成27年度)
  
「住宅購入資金」約1027万円
分譲戸建住宅の購入資金の平均は3810万円で、そのうち自己資金は1027万円、借入金は2783万円となっています。仮に2700万円の借入れをして35年間、金利1%で返済する場合、毎月の返済額は約7万6千円、4000万円の借入れなら約11万3千円となります。住宅については、物件価格や自己資金をいくら準備するのかによっても住宅購入資金には大きな差があります。
出典:国土交通省「平成28年度住宅市場動向調査報告書」

「老後資金」約2040万円
高齢者夫婦無職世帯の家計を参照してみると毎月の消費支出23万7691円、実収入19万3051円、不足分5万4711円です。90歳まで仮定すると不足分×25年間=16,413,300円になります。これに万が一病気になった場合に1人200万円としても最低でも夫婦で2000万円以上の老後資金の準備が必要になります。
出典:総務省「家計調査報告(家計収支編)平成28年」

「介護費用」約546万円
介護にかかる期間の平均は4年11ヵ月です。また、一時的な介護費用の合計(住宅改修や介護用ベッドの購入など)は平均80万円かかりさらに毎月7万9万千円の介護費用がかかります。平均からみても一時金80万円+(月額7万9千円×4年11ヵ月)=546万1千円かかります。介護期間が長引くほど介護費用は増えていきます。
出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査/平成27年度」

ライフイベントにかかる費用の目安を知っておくことで、いつまでにいくら資金を準備しておけばいいのか資金計画が立てられます。自分の思い描くライフイベントをイメージし、ライフプラン(人生設計)を作成して夢や目標の実現に向かってください。

今関 倫子

ファイナンシャル・プランナー 外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転...

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