断捨離をした女性の真実。本当に節約になるのか検証結果は?

貯金・家計

断捨離とは、不要なモノを減らしてスッキリ快適に過ごす方法です。少ないモノで暮らせれば、お金もかからず節約になりそうです。しかし、本当にそうなのでしょうか。
今回は、断捨離をして節約になるのかどうか、その真実に迫りたいと思います。

断捨離をすると暮らしはどうなる?

女性が断捨離に目覚めるきっかけは様々です。たまたま手に取った本に書いてあったことや、遊びに行った友達の家がスッキリしていて素敵だったことがきっかけになった人もいるでしょう。いずれにしても、自分の部屋がいらないものでいっぱいになっていることに気づいた時が、断捨離を考え始めた時と言えるのではないでしょうか。

断捨離とは、元々はヨガの考え方です。それぞれの言葉の意味は次の通り。
断(だん):これから入ってくる、いらないモノを断つ
捨(しゃ):今ある、いらないモノを捨てる
離(り):モノへの執着から離れる
つまり、いらないモノを捨てるだけではなく、これから先いらないモノを買ったり貰ったりするのをやめることでもあり、モノにこだわりすぎずに暮らしていくことを表しています。

断捨離は、まずは部屋のいらないモノを捨てることから始める人がほとんどです。買った時は必要だったモノでも、今はまったく使っていないことも多いのではないでしょうか。それでも捨てられなかったのは、いつか使うかもしれないとか、思い出があるとか、高かったからなどと思ったからかもしれませんね。
しかし、そのようなモノを思い切って捨てていくと、驚くほど身軽になります。無くても困らないモノに囲まれ、窮屈な思いをしていたことがウソのように思えるでしょう。

断捨離は節約になるのか?

自分にとって、いるモノなのか、それともいらないモノなのか、見極めることは自分自身を見つめなおすことでもあります。そして、捨てることを通して養ったモノを見る目は、新しいモノを買う時に活かされます。自分にとって本当に必要なのか、しっかり考えてから買えば無駄遣いは激減するでしょう。

そう考えると、断捨離は節約になります。
いらないモノを捨てることで部屋がスッキリするので、エアコンの効きもいいですし、掃除も短時間で終わり、電気代の節約になります。冷蔵庫が片付けばさらに節約です。
捨てるのではなく、売るのもいいですね。バッグや服、本、CD、化粧品など、フリマアプリを使えば手軽に売ることができます。部屋が片付くと同時にプチ収入にもなって一石二鳥です。

また、いらないモノを断つことで、無駄遣いがなくなります。お店で気に入った服を買ったら似た服をすでに持っていたり、安いからと思って食品をまとめ買いしたら食べ切れなかったりといったことは、よく考えてから買うことで防ぐことのできる支出です。

断捨離は自分らしい暮らしのために前に進むこと

さて、断捨離には、「断つ」、「捨てる」だけではなく、「モノへの執着から離れる」があります。
毎日の暮らしには、誰しもこだわりがあるでしょう。お気に入りの香りのシャンプーや、おいしいハーブティは快適に過ごすためには欠かせないものです。しかし、そのこだわりが行き過ぎると、自分を縛る執着になってしまいます。

自分にとって、いるモノといらないモノは自由に選んでいいはずなのに、「あれも欲しい、これも欲しい」「これは捨てられない」と、執着があるとモノから離れられなくなるのです。
本当に必要なモノを知ることで、もっと自由に、自分らしく暮らせるようになるでしょう。

まとめ

断捨離は、確かに節約になります。しかし、断捨離は単なる節約術ではありません。
モノへの価値観を見直し執着を持たない、自由な生き方そのものと言えるのではないでしょうか。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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