猫の経済、ニャンとも驚く経済効果!
あなたは、猫派ですか?犬派ですか?
猫好きな人をみると、小物も可愛い猫グッズを持っていますね。
猫の関連の消費ってどうなっているのか、気になりますね。調べてみました。
日本で一番有名な「駅長」
日本でもっとも有名な駅長と言えば、和歌山電鉄貴志川線貴志駅の駅長の三毛猫「たま」です。
日本はもちろん、海外からの観光客を集め、写真集はもとよりフランスではドキュメント映画、グッズなどが町にはあふれています。その経済効果は年間11億円にも上り、猫ブームの火付け役にもなりました。現在は二代目の「にたま」が駅長を務めています。
猫で有名な「猫島」とは
「猫島」も猫好きの観光スポットとして注目を集めています。
「猫島」というのは、特定の島を指すものではなく、猫が多く、それが人口に匹敵したり、猫の数が多かったりする島を通称「猫島」と呼ぶようになったそうです。
代表的なのは、愛媛県の「青島」、宮城県の「田代島」、沖縄県の「竹富島」などです。
香川県の「男木島(おぎじま)」も「猫島」として有名です。
「男木島」が有名になったきっかけは、瀬戸内国際芸術祭でした。会場を訪れた人たちから猫がいっぱいいるという話が伝わり、動物写真家で有名な岩合光昭氏が訪れ、同地の猫を紹介したのです。それが猫好きに広がり、平成26年にはなんと島民の約30倍近い人数の約5200人の観光客が訪れるようになったのです。
猫スポットで有名な「お松大権現」
私も、ネコスポットで有名な徳島「お松大権現」へ初詣に行ったことがあります。「お松大権現」は、日本三大怪猫伝の一つでもある化け猫で有名です。勝負の神様でもあり、受験シーズンには合格祈願の場所としても人気があります。その境内はどこを見てもネコだらけです。いたるところ猫の狛犬(狛猫)、鬼瓦も猫、招き猫がずらっと並んでいます。
お正月には例年3万人も訪れる超人気スポットで、お参りするのに30分も並んでやっと境内にたどり着くという込みようでした。
猫の経済効果は2兆3162億円!
さて、関西大学の宮元勝浩名誉教授によるとネコの経済効果は年間2兆3162億円にも達するそうです。その内訳をみると飼育にかかるコストは、キャットフード年間約2万8176円、猫砂、トイレなどの費用年間約7800円、病気などの治療費または、ペット保険の費用年間4万5000円。
消臭スプレーなどの日用品を含めて、1匹年間約11万1424円になります。これに飼育数約987万4000匹をかければ、約1兆1002億円の計算になるのです。
それに雑誌・書籍や映像の売上げ、グッズなどを入れると合計1兆1072億円にのぼるそうです。
2016年のペットフード協会の調査結果では、犬の飼育頭数は987.8万頭、猫は984.7万頭で、犬の飼育頭数は毎年減少しているのに対して、猫は横ばいです。犬の頭数が猫に抜かれる日は近いでしょう。
猫の経済効果は、さらに広がっていくことが予想されますね。