【2021年3月~】携帯電話の新料金プランまとめ!実際にどのくらい安くなる?
菅政権の目玉である携帯電話料金引き下げ要請により、docomoとSoftbank、auの3大キャリアをはじめとした携帯電話会社が、続々と新プランを発表中です。気になるのは、実際に使えるプランであり、かつ値下げを実感できるのかどうかという点。
それぞれの携帯会社のプランとその特徴について、詳しく確認していきましょう。
docomoの新料金プラン「ahamo(アハモ)」
20 GB2,980円!ahamoの特徴は?
docomoが2021年3月26日から提供する新しい料金プラン「ahamo(アハモ)」は、月額料金2,970円(税別)で20GBまで利用できるというもの。データ容量が足りなくなった場合は、1GB当たり550円で追加することができます。
20GBを超えてしまっても、最大1Mbpsの速度で通信が可能。5分以内の国内通話はかけ放題となっており、5分以上の通話が多い人向けに、月額1,100円でかけ放題となるプランも用意されています。
海外82の国と地域で追加料金なしで通信できるので、旅行や出張など、海外での使用も安心です。2年定期契約がないのも特徴で、いつやめても解約金は発生しません。docomo回線とのファミリー割引にahamoも適用されるため、家族それぞれのライフスタイルに応じた選択が可能です。
ahamoで注意しておきたいポイントは?
Ahamoの新規契約は、実店舗ではなく専用サイト、またはアプリのオンライン申し込みのみ。申し込みできるのは、dアカウントを保有する20歳以上のユーザーとなっており、20歳未満の場合は保護者が契約する必要があります。キャリアメールも使用できないため、普段docomoのキャリアメールを使っている場合は要注意です。
Softbankの新料金プラン「LINEMO(ラインモ)」
20 GB2,480円!LINEMOの特徴は?
LINEMOは、名称にもあるように、MVNOとして格安SIMを提供するLINEモバイルを吸収合併して生まれる、オンライン専用の新しいスマホブランド。対応エリアがSoftbankと全く同じとなっている点が、混み合う時間帯は使いにくいという課題のあったMVNOとは、一線を画すポイントです。
2021年3月17日から提供されるLINEMOの料金プランは、月額2,480円(税別)で20GBまで使用できるもの。通話は20円/30秒の従量制となっており、5分以内の国内通話を無料にしたい場合は500円(税別)、いつでも無料にしたい場合は1,500円(税別)のオプションとなります。しかし、名前にもあるLINEは、データ容量を使用しない「LINEギガノーカウント」となっており、通話やトークはいくら使ってもカウントされません(一部対象外のサービスもあります)。
そのほか、スマホにSIMカードを挿入しなくても使えるeSIMにも対応しているので、複数の回線を組み合わせたり、手続き完了後すぐに使えたりするのも魅力です。
LINEMOで注意しておきたいポイントは?
ahamoと同じく、LINEMOの申し込みは実店舗ではなくオンラインのみ。専用のオンラインサイト、もしくはLINEからの申し込みが可能です。キャリアメールも使用できないため、キャリアメールを活用している人は変更手続き等が必要になります。
また、シンプルなプランであるLINEMOは、家族割などのキャンペーンには対応していません。先ほど、docomoのahamoは海外82の国や地域で使用できるとお伝えしましたが、LINEMOはアメリカ以外で使う場合、別料金が発生してしまうことも知っておきましょう。
auの新プラン「povo(ポヴォ)」
povoの特徴は?
2021年3月23日にスタートするKDDIのオンライン専用新料金ブランド「povo」は、ひと月20GBのデータ容量で2,480円(税抜)となっています。サービス開始時は4 GLTEのみですが、夏には5Gサービスへ移行する予定です。
povoの特徴は、使い方に合わせて自由にオプションプランを追加できること。24時間データ使い放題や24時間かけ放題、データ追加などのプランがあり、自分のニーズに合わせて使うことができます。中でも注目なのは、ahamoやLINEMO にはない、1日200円でデータ使い放題となるサービス。テザリング無制限やeSIM対応なのもpovoのポイントです。
povoの注意点は?
povoはオンライン専用プランのため、申し込みは専用サイトのみ。auとは異なるブランドとなるため、auショップに行っても内容を確認することはできません。キャリアメールの提供もなく、現在キャリアメールを使用している人は注意が必要です。
また、家族割引などの割引プランには対応していないため、場合によってはお得にならないこともあるでしょう。国際ローミングについては検討中となっています。
Y!mobileとUQ Mobileの新料金プランについて
SoftbankのサブブランドY!mobileとKDDIのサブブランドUQ Mobileも、それぞれ新プランが登場します。Y!mobileとUQ Mobileと先ほど紹介した3大キャリアの違いは、オンラインのほかに店舗申し込みを利用できること。オンラインでの申し込みが不安な人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。では、それぞれのプランを見ていきます。