投資初心者が知っておきたい用語「GPIF」

資産運用

国民年金と厚生年金の運用・管理を行うGPIF。年金の運用を行っているので私たちの生活に深い関りがあり、また、その運用方法は投資初心者にも参考になるので是非押さえたい用語です。今回はそんなGPIFを解説します。

GPIFってなに?

GPIFの正式名称は年金積立金管理運用独立法人です。英語ではGovernment Pension Investment Fundとなり略してGPIF(ジーピーアイエフ)と呼ばれています。

GPIFでは、公的年金である国民年金や厚生年金の積立金の管理・運用を行っていますので、皆さんの将来生活に深い関りのある機関です。

2017年9月末時点のGPIFの運用資産額は156兆8,177億円となっており、大きなお金の運用を行っています。

GPIFの運用成績は?

新聞等のメディアで、運用が上手くいかなく年金資産額が大きく減った、あるいは、経済状況も好調で運用が上手くいき年金資産額が大きく改善したといったニュースが報道されてきました。
これは、GPIFの運用状況、つまり私たちが受け取る予定である公的年金原資の運用状況を確認する機会となります。

直近の運用成績ですが、2016年度の収益率は年5.88%、2017年度(4月~9月末) の収益率は年2.97%、2007年から2016年度の過去10年間の収益率は年2.89%となっています。過去5年では年6.48%です。

2008年のリーマンショック以降、世界的な景気回復や、日本においてはアベノミクスの影響の効果を受け、直近のGPIFの運用成績は良すぎると言っていいほどの成果を出しているといえるでしょう。

個人の運用にGPIFの基本ポートフォリオは参考になる

今後、GPIFも運用環境によっては年金資産額を下げる場面もあるかもしれませんが、投資初心者にとっても、前述の基本配分比率での運用の仕方は参考になるでしょう。

GPIFは私たちの大切な年金を運用している機関です。公的年金という性質上、安全な運用が求められます。
安全で効率的な運用目指すために、現在、国内債券35%、国内株式25%、外国債権15%、外国株式25%を基本配分比率として長期運用が行われています。


GPIFホームページより

あくまでも過去の実績からの判断にはなりますが、この基本配分比率でリーマンショック等の大きく下げる場面も乗り越えながらGPIFの10年間の運用成績は2.89%です。

投資初心者にとっては債券や株式をどのくらい買えばいいのか判断が難しいかと思います。3%前後程度の運用を目標としたいのであれば、GPIFの基本配分を真似てみるのもいいでしょう。

まとめ

皆さんにとって大切な年金の運用を預かるGPIFです。実際どのような運用をしているのか理解しておくことは大切です。日々のニュースやGPIFのホームページ等で最新の情報は確認できますので、この機会に関心を持っていただければ幸いです。そして、皆さんの運用にも活かしていきましょう。

寺野 裕子

てらのファイナンシャルプランニングオフィス代表 CFP ・1級FP技能士、投資助言業 2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等か...

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