シングルマザーの平均貯金額はいくら?貯金をするコツも徹底解説!
シングルマザーにとって、今後どれくらい貯金をするべきかは悩むポイントの1つでしょう。実際のところ、確実に貯金を増やしていくことは簡単ではありませんし、出費がかさむからこそ貯金は難しいのです。
とはいえ、子どもの将来のために、やはり貯金はしっかり増やしていきたいものです。貯金をするなら、モチベーションを保つためにも、世の中のシングルマザーがどれだけ貯金しているのかは知っておきたいところです。
そこで今回は、シングルマザーの平均貯金額について解説しながら、貯金するコツについて考えていきたいと思います。
シングルマザーの貯金事情
まず、世の中のシングルマザーの貯金事情を見てみましょう。一般的にシングルマザーは、いくらぐらい貯金をしているものなのでしょうか。シングルマザーの年収なども考えながら、平均貯金額を見ていきましょう。
シングルマザーの平均年収は?
厚生労働省の平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告によると、シングルマザーの平均年収は243万円です。このうち自分の収入が200万円となっているため、43万円は養育費や各種自治体などからの手当などが考えられます。
シングルマザーの平均貯金額は?
同じく厚生労働省の調査を見てみましょう。シングルマザーの貯金額は、50万円未満が39.7%で最多です。その次は100万~200万円が10.6%、50万~100万円が6.6%と続きます。
やはり一般的な世帯と比べて貯金額が低くなりやすいことは、否定できません。児童のいる一般世帯の平均総所得は707万8,000円ですが、シングルマザー世帯の収入は348万円。世帯収入が約半分なので、お金がなかなか貯まりにくいことは間違いないでしょう。
子どもの教育費はどのくらい必要?
次に、子どもの教育費として今後必要になるお金を見てみましょう。文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」を参考にします。
幼稚園でかかる費用
幼稚園に3年通った場合、公立の幼稚園であれば教育費は約68万円です。これに対して私立の幼稚園の場合は、約145万円かかります。
小学校でかかる費用
小学校に6年通った場合、公立であれば教育費は約193万円、私立であれば約916万円かかります。
中学校でかかる費用
中学校に3年通った場合、公立であれば教育費は約143万円です。私立の場合は約398万円です。
高校でかかる費用
高等学校に3年通った場合、公立であれば教育費は約135万円、私立の場合は約311万円かかります。
大学でかかる費用
公立または国立の大学に4年通った場合、教育費は約503万円です。これに対して私立大学の場合は、理系か文系かでも教育費が変わります。4年制の私立大学の文系は約738万円、理系は約808万円かかります。