健康保険と国民健康保険はどう違う?

保険

日本に住んでいる誰もが加入する健康保険制度。
健康保険制度には、「健康保険」と「国民健康保険」の2つがあります。この2つの保険について違いをご存知でしょうか? 健康保険と国民健康保険には共通するところもあれば違っているところもあります。

今回は、健康保険制度の仕組みと、健康保険と国民健康保険の違いについてわかりやすく解説します。

健康保険と国民健康保険の違い

集められた保険料は、自己負担以外の医療費や給付金の支給に充てられます。私たちは、病気やケガをしたときの医療費のうち3割を負担しています。会社員や公務員とその家族は健康保険に加入し、その他個人事業主やフリーランスなどは国民健康保険に加入します。

健康保険と国民健康保険それぞれの注意点

●給付の種類
健康保険と国民健康保険のどちらに加入していてももらえるのが出産一時金です。
健康保険に独自の給付が出産手当金と傷病手当金です。
出産手当金は、出産の前42日と出産後56日の間、出産のため仕事を休み、給与の支払いがない場合に支給されます。傷病手当金は、業務外の理由で4日以上仕事に就けず給与が支払われない場合に支給されます。出産手当金と傷病手当金は、健康保険に加入している本人にだけ給付されます。

また、会社を辞めて健康保険の加入者でなくなった時はこれら2つの手当金は支給されませんので注意が必要です。出産手当金については出産日の42日以内の退職の場合は退職後も出産手当金が支給されます。出産手当金と傷病手当金の額は、給与の金額に応じて計算されます。
出産手当金と傷病手当金は、国民健康保険にはありません。

●保険料
健康保険では、給与の金額に応じて勤務先が保険料を計算します。給与が増えれば保険料負担も増すことになります。うれしいことに、家族が増えても保険料が増えませんし、保険料の半分を勤務先が負担してくれています。
国民健康保険料は、お住まいの市町村が前年の所得と家族の人数に応じて保険料額を計算します。所得金額とは、収入から必要経費を引いた金額です。国民健康保険料は、ご自身が全額負担します。家族が増えた場合、保険料は増えます。

●保険料の免除
健康保険では、3歳までの子を療育するための育児休業期間中は健康保険料が免除されます。
国民健康保険の場合は、育児休暇中であっても保険料は免除されません。
国民健康保険では、勤務先の倒産などで収入が減ってしまった方を対象に保険料を減額してくれます。減額の対象となる条件はお住まいの市町村にお問い合わせください。

まとめ

健康保険と国民健康保険は、共通するところもあれば、それぞれ独自のものもあります。
健康保険に加入されている方は、勤務先が保険料を半分負担してくれていることや出産手当金や傷病手当金があること、保険料の免除など健康保険の恩恵を知ることができたのではないでしょうか。

今後はフリーランスとして活躍したい、独立開業したいなどの夢をお持ちの方もいらっしゃると思います。健康保険と国民健康保険のそれぞれの特徴を知り、今後のライフプランに活用してください。

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

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