健康保険と国民健康保険はどう違う?

保険

日本に住んでいる誰もが加入する健康保険制度。
健康保険制度には、「健康保険」と「国民健康保険」の2つがあります。この2つの保険について違いをご存知でしょうか? 健康保険と国民健康保険には共通するところもあれば違っているところもあります。

今回は、健康保険制度の仕組みと、健康保険と国民健康保険の違いについてわかりやすく解説します。

そもそも、日本の健康保険制度ってどんな仕組み?

日本では、すべての国民が生まれたときから健康保険制度に加入します。国民全員が健康保険制度に加入し、ケガや病気、出産などの医療費をみんなでカバーしあっているのです。
公務員・会社員とその扶養家族は健康保険に加入します。その他、個人事業主などは国民健康保険に加入します。

健康保険と国民健康保険の違い

医療費

病気やケガなどで病院に行ったとき、その診察代や薬代は3割負担で済んでいます。健康保険も国民健康保険も負担割合は同じです。

出産一時金

健康保険と国民健康保険のどちらに加入していても同じ額が支給されます。なお、22週未満の出産、または、産科医療補償制度に未加入の医療機関での出産の場合、出産一時金は40.4万円です。

出産手当金

出産手当金は、出産の前42日と出産後56日の間、出産のため仕事を休み、給与の支払いがない場合に支給されます。健康保険独自で、国民健康保険に出産手当金はありません。

傷病手当金

傷病手当金は、業務外の理由で4日以上仕事に就けず給与が支払われない場合に支給されます。出産手当金同様、健康保険独自で、国民健康保険にはありません。

保険者

保障をしてくれる団体を保険者といいます。健康保険では、勤務先が所属している健康保険団体が保険者となっています。お持ちの健康保険証の保険者名に記載されているのがそうです。国民健康保険ではお住まいの市区町村が保険者になります。私たちは、病院に支払う医療費のうち3割を負担し、残りの7割は健康保険団体や市区町村が負担しています。

保険料の計算

保険料の計算勤務先の健康保険に加入している場合、健康保険料はご自身の給与額をもとに勤務先が計算します。国民健康保険では、前年の所得と世帯人数に応じて市区町村が計算します。所得とは、収入から必要経費を引いた金額です。

保険料の支払

毎月支給される給与から健康保険料の半分が差し引かれています。健康保険料の残りの半分は、勤務先が負担してくれています。ありがたいことですね。
国民健康保険料は、市区町村より6月頃に納付書が送付されます。6月から翌年3月まで、10回に分けて国民健康保険料を全額自分で支払います。

家族が増えたときの保険料

健康保険の場合、家族が増えても保険料は変わりません。
国民健康保険料は、世帯人数に応じて保険料を計算しますので、家族が増えれば保険料も増えます。

集められた保険料は、自己負担以外の医療費や給付金の支給に充てられます。私たちは、病気やケガをしたときの医療費のうち3割を負担しています。会社員や公務員とその家族は健康保険に加入し、その他個人事業主やフリーランスなどは国民健康保険に加入します。

次のページでは、健康保険と国民健康保険それぞれの注意点についてみてみましょう。

NEXT:「健康保険と国民健康保険それぞれの注意点」

 

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

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