住宅ローン保証料とは?住宅ローン保証料の相場や計算方法も紹介!
マイホーム購入時には、住宅購入費用に応じて住宅ローンの保証料の支払いが求められるのですが、その金額の高さに驚かれる方も多いのではないでしょうか?
一生に一度の大きな買い物であるマイホーム購入時には、住宅ローンを組んだとしても、頭金や引っ越し費用、家具購入費用など、必要となるお金も膨大です。
住宅ローン保証料は、あらかじめ計算することができます。その時になって驚かずに済むよう、今回は住宅ローン保証料の相場や計算方法について詳しくご紹介します。
住宅ローンの保証料について
住宅ローンを利用する際に支払わなければいけない費用の1つに、住宅ローン保証料があります。まずは住宅ローン保証料とは何かについてご説明します。
住宅ローンの保証料とは?
住宅ローンの保証料とは、保証会社を連帯保証人とした場合に必要となる費用のことです。
一般的なローンであれば連帯保証人を見つけやすいかと思いますが、住宅ローンとなるとなかなか見つけられないのが現実。そのため、専門の保証会社に保証料を払って代わりをしてもらう必要があるのです。
住宅ローンの保証料を支払うことで連帯保証人となった保証会社は、万が一住宅購入者が住宅ローンを返済できなくなった場合に、代わりに住宅ローンを返済する義務が生じます。
保証料が必要な理由
住宅ローンは、他のローンに比べて借り入れが多額になり、返済が長期に及ぶため、多額の借金を返済できる能力を有した連帯保証人を立てる必要があります。
個人で連帯保証人を立てることもできますが、保証会社の利用に比べて審査が厳しくなるため、多くの金融機関では個人で用意した連帯保証人は認められていません。
保証会社を利用することで、住宅ローンの審査に、スムーズに通ることができるだけでなく、住宅ローンの審査期間を短縮することもできるため、ほとんどの場合で住宅ローン保証料が必要となります。
住宅ローン保証料の相場
住宅ローン保証料の支払い方法には保証料を一括で支払う「一括前払い型」と、住宅ローンの契約時の金利を上乗せして分割支払いをする「分割後払い型(金利上乗せ型)」があります。それぞれの相場や計算方法を見ていきましょう。
住宅ローン保証料の相場はどのくらい?
まず住宅ローン保証料は、借入額や返済年数によって変動しますが、一般に保証料率は一括前払い型で2%、分割後払い型では借入金利に0.15%~0.45%が上乗せされた設定になっていることが多いです。
他にもローンの審査結果や利用する金融機関などによっても、保証料率は異なるため、住宅ローン利用時に事前に保証料率を確認しておきましょう。
住宅ローン保証料の計算方法
住宅ローン保証料の計算方法は、一括前払い型と分割後払い型とで異なります。
一括前払い型の場合、計算方法は単純で、借入額に保証料率をかけると保証料が算出できます。
例えば借入額が3,000万円で保証料率が2%の場合、保証料は60万円となります。ローンの返済期間として一般的な25年~35年では、保証料の幅は約60万円から130万円程度と幅広く、返済年数が長ければ長いほど保証料が高くなる傾向にあります。
一方、分割後払い型の場合は、金利に保証料率が上乗せされたものを支払い続けるため、一括前払い方の融資金利に対し、1年あたり分割後払いの融資金利を加えたものを返済し続けることになります。例えば借入額が同じく3,000万円で元利均等返済、金利固定型の場合で、固定金利1.3%に保証料の金利が0.2%、ローン返済期間が35年の場合は、保証料率が上乗せされなかった場合の総返済額は3,735万6,480円、上乗せされた場合の総返済額は3,857万9,100円、その差は約122万となり、一括前払い型に比べてずいぶん高額になります。