身内にお金を貸してといわれたら覚えておきたい対処法

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 大切な人が困っていたら、助けてあげたいと思うでしょう。
しかし、お金を貸してといわれたら、どうでしょうか?「金の切れ目が縁の切れ目」ともいうように、お金を貸すことはとてもデリケートな問題です。
身内だからこそ、お互いに嫌な思いをしないために、覚えておきたい対処法をわかりやすく解説します。

【最初に確認しておきたいこと】

 身内がお金を貸してといってきたら、まず何に、いくら必要なのか、理由を聞くようにしましょう。理由や金額を聞く前に了承してしまうと、後からでは断りづらくなってしまいます。貸せるか貸せないかの判断をするためにも、最初に確認するようにしましょう。

 また、生活資金などにお金が必要なため、貸してほしいと言われた場合、貸したお金を返してもらえる可能性は低いと考えてよいでしょう。
生活資金が足りないということは、日常生活をしているだけの状態で、入ってくるお金より出ていくお金が多いということです。お金を借りれば、返さなくてはいけないのですが、返すお金が作れる可能性は低いと言わざるをえません。

 そういう場合は、返すためにまた借りる、という自転車操業に陥ってしまいがち。安易にお金を貸すことは、本人のためにならないかもしれません。
こちら側にとっても貸したお金が戻ってこない、貸し倒れの可能性が高いので、このような借金の申し出はお断りしたほうがいいでしょう。

【お金を貸すときの注意点】

 お金を貸すのであれば、次の3点が注意点としてあげられます。

〇貸す金額は、余裕資金の範囲内にする
 お金を貸すときは、自分の余裕資金の範囲内にしましょう。
無理をして貸してしまうと、自分の生活が苦しくなるばかりか、返してもらえるまでストレスをかかえることになります。
助けたい気持ちで貸したのに、かえって嫌な思いをすることになりかねません。貸すときは、余裕があるときにと心がけましょう。

〇貸すときは、口約束だけでなく書面にする
 お金を貸すときに注意することは、書面に残すことです。
身内なだけに、信用していないみたいと思われるかもしれません。
そういう時は、「水くさいかもしれないけど、お互いの約束を書面でとっておけると、私もお金の計画が立てやすいから」と自分都合の理由を伝えてみてはいかがでしょうか。相手都合の理由より、柔らかく伝わるはずです。

 数万円の範囲なら、当事者がわかる覚え書き程度のものでもよいでしょう。
書面にする場合は、以下の4項目を入れるようにします。
・貸した金額
・返済期日 いつまでに返してもらうか
・返済方法 振込にするのか、分割にするのか
・署名 

〇貸し借りの記録を通帳に残すこと
 貸し借りの記録を通帳に残すことをおススメします。
貸したときや返済してもらうとき、銀行振込みにすることで、その記録が通帳に残りますので、貸し借りの管理に便利です。
手数料はかかりますが、特に分割払いや金額が大きいときは、お互いに残高を確認するためにも通帳に残しておくことが賢明といえます。

【断るときの注意点】

 お金を貸すことができないときは、むげに断るのではなく、助けてあげたい気持ちと貸せない理由を伝えましょう。
借りたい方は、頼ってきているわけなので、それにこたえられない場合は「協力したいのだけれど、今は子供の受験で、お金の余裕がなくて…」など、理由を伝えれば、身内なのですからわかってもらえるはずです。相手を尊重することが大切です。

【まとめ】

 関係が近いほど、助けてあげたい気持ちはつよくなります。しかし、お金のこととなると、借りる方も貸す方もナーバスになってしまいます。
ずっと付き合っていく身内なだけに、人間関係でギクシャクしないためにも、お金を貸すときの対処法を身につけておくとよいでしょう。

山田 香織

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、産業カウンセラー。 FP歴9年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。 個人から...

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