投資初心者が知っておきたい用語「インフレ」「デフレ」

投資商品

モノ値段が継続的に上がる現象がインフレ、下がる現象がデフレ。最近ニュースでよく聞く言葉ですが、投資にも深く関係し、投資初心者も押さえたい重要用語です。今回は、そんなインフレ、デフレについて解説します。

インフレって何?

まずはインフレの確認から。インフレの正式名称は「インフレーション」。モノの値段が上がることをいいます。

例えば、これまで100円で売られていたリンゴが、120円に値上がりしたとします。お財布に1000円あったとすると、これまでは10個のリンゴが買えていましたが、値上がり後は8個しか買えなくなります。
見た目には手元にある1000円札に値上げの有無に関わらず変化はないのですが、値段が上がると同じ1000円札でも買える量が減ってしまいます。

このことからインフレは、実質的にはお金の価値を下げることになります。

デフレって何?

デフレの正式名称は「デフレーション」。インフレとは逆でモノの値段が下がることをいいます。

インフレと同様のリンゴの例でお話ししますと、これまで100円で売られていたリンゴが80円に値下がりしたとします。1000円を持っている場合、値下がり後は12個のリンゴを買えるようになります。
デフレは、同じ1000円札でも買える量が増えますので実質的にはお金の価値を上げることになります。

以上のようなインフレ、デフレですが、運用する金融商品を選ぶ際に重要な用語となります。

運用商品にはインフレに強くデフレに弱いとされる商品と、逆にデフレに強くインフレには弱いとされる商品があります。

デフレに対応できる金融商品は?

日本では長らくデフレが続いていましたので、まずはデフレに強い金融商品から解説します。

デフレではモノの値段が下がります。お金を低金利の預貯金に預けていてもほとんど増えませんが、モノの値段は下がっていますので買えるモノの量は増えることになります。

これまでの日本では長らくデフレが続いてきましたので、円預金、国内債券、保険商品に預けておいても、お金の価値を上げる対応が可能でした。

インフレに対応できる金融商品は?

インフレに強いといわれているのは、株式や不動産です。
景気が良くなると、モノの値段が上がる関係性があるといわれています。景気が良くなるということは、株や不動産の価格も上がることが期待できます。

現在、日本銀行は長らくの景気低迷の要因とされてきたデフレからの脱却を目指して物価上昇率2%を目標に掲げています。

仮に、毎年2%ずつモノの値段が上がることをイメージしてみてください。モノの値段は確実に2%上がるのですが、金利がゼロに近い普通預金や定期預金等の円預金にお金を預けていたのでは全く増えませんから、買えるモノの量は減ってしまいます。これではお金を守る対応ができているとはいえません。

しかし、モノの値段が上がるとともに、価格が上昇すると期待される株式や不動産にお金を振り向けることはインフレへの対応策といえます。

まとめ

日常生活を思い返すと、2%まではいかなくても確実にモノの値段は上がっている印象です。モノの値段は据え置きで、内容量が減っていることが多いようです。預貯金の金利が上がればいいのですが、当分はあまり期待できそうにもありません。これからの運用の考え方には、インフレ傾向ですので、株式や不動産などでのインフレへの備えをしっかりと考える必要がありそうです。

寺野 裕子

てらのファイナンシャルプランニングオフィス代表 CFP ・1級FP技能士、投資助言業 2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等か...

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