年齢や収入から考える 「つみたてNISA」と「iDeCo」はどっちがトク?
投資商品
収入や貯蓄に余裕があるならiDeCoを優先した運用も
若い世代でも収入や貯蓄に余裕があり、10年以内といった近々訪れるかもしれないライフイベント資金も準備できている状態であれば、iDeCoを優先してもいいでしょう。
iDeCoは運用資金を60歳まで引出せない制限がありますが、掛金全額が所得控除の対象となる節税メリットは大きいです。
例えば、所得税10%、住民税10%の人が毎月2万円(年間24万円)をiDeCoで積立投資をした場合、1年間で4.8万円(24万円×20%)の税金負担を減らすことができます。
デメリットであるiDeCoの引き出し制限のある仕組みも、考え方によっては「イヤでも60歳まで使うことができない仕組み」と捉えると、確実な60歳からのゆとり生活資金作りに活用できそうです。
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まとめ
引出しやすさを重要視するならつみたてNISA、60歳からの余裕資金を所得控除で節税しながら確実に貯めたいならiDeCoがおススメということになります。
ただ、20~30代の若い世代は、つみたてNISAを活用しながらライフプラン資金確保の目途をたて、次に余裕があればiDeCoの順番に検討するのがいいかと思います。