マネー初心者でもわかる!外貨預金の特徴

外貨預金

「外貨預金」と聞いて、読者の皆さんは何を想像しますか?
「米ドル・豪ドル」「利息が円よりも魅力的」と答える方から、「難しくて分からない」「円高・円安って、なに?」という初心者の方まで、今回は「なるほど」とうなずけるように解説します。

為替で得する・損する仕組み

まず、円高・円安についてマスターしましょう。
今皆さんの預金口座に100万円があるとします。これは日本通貨「円」での計算です。この預金を使って、米国でしか手に入らない高級バッグを手に入れたい、と想像してください。そのバッグの価格は、1万ドルです。

米国では「米ドル(以下ドル)」が使用通貨になりますから、100万円をドルに両替しなければなりません。
2017年8月現在1ドル=約110円、ですから、100万円は9,090ドルということになります。(100万÷110≒9,090ドル)
1万ドルのバッグを買うには、資金不足、ですね。

さて、為替の変動で半年後、1ドル=90円になったとします。100万円は1万1,111ドルになりますので、高級バッグを手に入れて、さらにおつりが残ります。
(100万÷90≒1万1,111ドル)

さらに為替の変動で、その半年後、1ドル=100円になったとします。100万円はちょうど1万ドルになりますので、高級バッグは手に入りますが、おつりは残りません。
(100万÷100=1万ドル)

「円高」とは円の価値が上がる事、つまり、「1ドル110円が90円に(円高に)なって、高級バッグが手に入った」ことを指します。
「円安」とは、円の価値が下がる事で、「1ドル90円が100円に(円安に)なって、おつりが消えた」ことを指します。

ここまでは「円をドルに」する場合を考えましたが、「ドルを円」にする場合、逆の背景によって得をしたり損をしたりする事になります。
「円をドルに」するときはなるべく「円高」で、「ドルを円に」する時は「円安」が望ましいのです。

外貨預金は「預け入れた時」に比べて「受取る(満期)の時」に、「円安」になっていれば、「為替差益」と「預金利息」が、みなさんの利益になります。
逆に満期時に「円高」であれば、「預金利息」はもらえますが「為替差損」がそれを上回り、結果として損してしまう可能性もあります。

為替以外のメリット、金利水準

外貨預金は円預金より高金利です。その理由は、その通貨の「政策金利」が大きく影響します。
現在の日本国債の政策金利は「▲0.054%」、対して米国は「1.25%」です。(日本は無担保コールレート2017年8月6日現在)

日本の銀行が預金の運用のために「日本国債」を購入すると利益は出にくく、他の運用先で利息分をまかなわなければなりません。そのため円預金で設定できる金利は、とても低くなっているのが現状です。
しかし、日本より金利の高い国の国債を購入すれば、その分高い金利を設定する事ができます。だから現在、外貨預金は円預金よりも高金利なのです。

実際のところ金利よりも「為替」の影響が大きく影響することを、読者の皆さんには覚えて頂きたいと思います。
銀行では「高金利」な側面をアピールしている事が多いですが、20%前後の為替変動がある=20%の損も得も、ありえる金融商品なのだ、と認識してくださいね。

佐々木 愛子

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ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種 国内外の保険会社で8年以上営業、証券IFAを経験後、リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中...

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