外貨預金のメリット・注意点まとめ

外貨預金

3月と9月に預金利息が入金されますが、記帳してがっかりしていませんか?一般的な普通預金金利は0.001%ですから、50万円で1年につく利息は40円弱です。そこで注目されているのが金利の高い外貨預金。今回は、外貨預金のメリットや注意点をご紹介しましょう。

外貨預金のメリット(1) 金利が円よりも高い

米ドル1年定期1.35%、豪ドル1年定期2.0%、南アフリカ ランド 1年定期6.0%(住信SBI銀行9月11日現在)と日本の一般銀行の定期預金0.01%よりはるかに高い金利となっています。ですので、日本で預金をしているよりお金が貯まりやすいです。

外貨預金のメリット(2) 為替差益を得ることもできる

株の相場と同様に円から外貨に替える為替レートも常に変動しています。例えば、10000ドルを預ける時、預けるレート(TTS)は100円の場合、10000米ドル×100円=100万円必要です。それを引き出すときのレート(TTB)が120円の時に円に戻すと、10000米ドル×120円=120万円となり20万円の利益ということです。
つまり金利抜きで考えても、為替の動きで利益を得ることもあるのが、円預金との大きな違いです。
なお、100円から120円になることを円安、120円から100円になることは円高といいます。

さて、ここからは注意点についてご紹介します。

外貨預金の注意点(1) 預金保険の対象外である。

普通預金や定期の円預金は一つの銀行で1000万円と破綻日までの利息は全額保護されますが、外貨預金はこの保険の対象外で保障されていません。万が一のことがあった場合、いままで貯金していたものがすべてなくなってしまいます。

外貨預金の注意点(2) 為替変動リスクがある。

メリット(2)の裏返しになりますが、為替差益が得られるということは、為替差損にもなってしまうということ。
1ドル100円の時に10000米ドル預けるには100万円必要でしたね。これが、1年後の為替レートが90円になっていたら、10000米ドル×90円=90万円になってしまい、10万円損をしてしまいます。為替次第で元本割れになる可能性があります。

外貨預金の注意点(3) 為替手数料がかかる。

預ける時のレートと、引き出す時のレートには手数料が含まれるため、この手数料は外貨預金をする時のポイントになります。
為替レートが100円で手数料が1円の場合、預けるレート(TTS)は101円となります。10000米ドルを預けるとすると10000米ドル×101円=101万円必要です。ネット銀行で4銭の手数料なら10000米ドル×(100円+0.04円)=100万400円で済むことになります。
この手数料の差は、同じ10000ドルを預けるために101万円必要か100万400円で9600円少なく済むのかという大きな違いになるのです。
一方、引き出すときのレート(TTB)は手数料1円を引いた99円となるので、10000米ドル×99円=99万円となります。手数料が4銭であれば、10000米ドル×(100-0.04)=99万9600円になります。手数料の安い方が手取り金額は9600円も多いということです。
外貨預金を検討するのなら、為替手数料(コスト)にも気をつけたいところです。

まとめ

外貨預金の魅力は、なんといっても高い金利でしょう。持っている資産のすべてを外貨預金にするのはナンセンスですが、ある程度為替が円安になるのを待っていられる余裕資金であれば預け先の一つとして検討してもよいといえます。円預金では増やせない今、メリット、リスク、注意点をしっかり理解したうえで、資産運用のひとつとして外貨預金も検討してみましょう。

稲村 優貴子

ファイナンシャルプランナー(CFP)、心理カウンセラー 大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいと...

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