FXについて学ぼう! 用語解説「スワップポイント」
今回は、中長期のFX(外国為替証拠金取引)投資に重要な要素である、「スワップポイント」の用語解説をしていきます。
「スワップポイント」は通貨間の金利差調整分
「スワップポイント」とは、2種類の通貨間の金利差調整分のことです。
スワップポイントは、ポジション(通貨の保有)があれば毎日受け取る、もしくは支払うことになります。
低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことで、そこに発生する金利差に相当するポイントを受け取ることができます。逆に、低金利の通貨を買って、高金利の通貨を売ると、スワップポイントの支払いがあるということです。
例えば、米ドルを買って、円を売っている状態(米ドルが手元にある状態)だとします。この時、「米ドルの金利-日本円の金利」のスワップポイントが得られます。そして通貨ペアを保有した日数に応じて得られます。
1ドル=100円で1万ドルの買いポジションを持っている場合を考えてみましょう。実際の金利とは異なりますが、わかりやすく解説するために米ドル金利1%、円金利0.1%とします。
この時、スワップポイントは1.0%-0.1%=0.9%となります。この状態で、1年保有すると0.9%×100万円=9000円もらえることになります。
スワップポイントは、日割りで獲得できますので、1日あたり9000円÷365日≒25円もらえることになります。
「通貨の組み合わせ」「FX業者」で異なる
スワップポイントは、「通貨の組み合わせ」「FX業者間」で異なってきます。
まず、通貨の組み合わせですが、通貨間の金利差が大きいものほど多くスワップポイントが得られます。例えば、米ドルと円の組み合わせよりも、豪ドルと円の組み合わせの方がスワップポイントは多くなります。
また、スワップポイントは、FX業者によっても異なります。スワップポイントは、各社のホームページで確認出来ますが、それだと手間だと思います。雑誌や書籍などで比較もされているので、そちらで確認も良いですが、情報の新鮮度を考えると、比較サイトが便利です。
ザイFX
http://zai.diamond.jp/list/fxcompany/hikaku2
価格.com
http://fx.kakaku.com/fx/list.asp?fx_type=102
スワップポイント目的でFXを利用される方は、「通貨の組み合わせ」だけでなく「FX業者間」のスワップポイントの確認も忘れないようにしましょう。