マネー初心者でもわかる!個人向け国債ってなに
公社債
個人向け国債という言葉は聞いたことあるけど、普通の国債と何が違うのかよくわからないという人も多いようです。
そもそも債券の仕組みもよくわからない、というマネー初心者のために、個人向け国債について解説します。
日本国政府が発行する債券だから国債
国債とは、日本国政府が発行する債券のことです。
債券をわかりやすく説明すると、お金を必要としている国や、地方自治体、会社などにお金を貸した証明書のようなものです。
お金を貸したのですから、初めに取り決めた利子を受け取ることができ、約束の期限になったら貸したお金(額面金額)を返してもらえます。
この期限のことを、償還期限(しょうかんきげん)と言います。
債券の発行元が国であれば国債、地方自治体であれば地方債、会社であれば社債と呼ばれます。
そして、個人が購入出来る国債を「個人向け国債」と呼び、全部で3種類あります。
個人向け国債の種類と特徴
※表:財務省ホームページ「個人向け国債/商品概要」より筆者作成
3年と5年満期の金利は固定されていますが、10年満期だけは変動金利となっています。金利が変動するので受け取る利子の金額は確定しませんが、満期に額面金額が償還されるのは同じです。
つまり国債は、約束された利子を受け取りながら、期日がきたら貸したお金を返してもらえることが約束された、国が発行した証明書なのです。