マネー初心者でもわかる!個人向け国債ってなに

公社債

購入先の選び方

多くの金融機関で購入することができる個人向け国債ですが、どこで購入しても同じかというとそうとばかりも言えません。
選ぶ金融機関によりおトクになることがあるので、しっかりチェックしておきたいですね。

たとえば、みずほ証券「個人向け国債キャンペーン」では2019年12月5日~30日のキャンペーン期間に国債を100万円以上購入すると、固定3年なら1,000円、固定5年なら1500円、変動10年なら2,000円が現金でもらえます。

また三木証券「個人向け国債キャンペーン」では2019年10月~2020年3月までに50万円以上100万円未満国債を購入すると、固定3年なら1,000円、固定5年なら1500円、変動10年なら2,000円がプレゼントされます。
50万円の国債を購入して1,000円キャッシュバックは率にして0.2%。国債の金利と比べてもおトクなことがわかります。

キャンペーンの実施期間や金額、内容などは金融機関によって異なるため、その都度確認した方がいいでしょう。

ただし、実際に証券会社などで口座を開設する際には、口座開設の手数料や、口座管理手数料がどのくらいかかるのか、比較検討をしてから決めましょう。

国債を組み入れた投資信託という選択肢も

国債で投資をするには、直接購入する方法もありますが、国債を組み入れた投資信託を買うという選択肢もあります。
投資信託には、株式に投資をする「株式投資信託」と、債券に投資をする「公社債投資信託」があり、公社債投資信託は投資対象が国債や社債などの債券に限定さてれている投資信託です。
株式投資信託に分類されていても、実際の投資先は債券のみの投資信託もあります。

投資信託であれば、iDeCo(=イデコ、個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(積立ニーサ)を使って積み立てながら投資することができます。
また、国債を直接購入すると最長でも10年ですが、つみたてNISAであれば20年、iDeCoであれば60歳まで長期運用することができます。

また、どちらも運用益は非課税になるメリットや、iDeCoであれば所得税や住民税が軽減されるメリットがあります。
しかし、投資信託は手数料がかかります。所有している期間中かかる信託報酬は、低いものを選ぶといいでしょう。

まとめ

国債は日本政府が発行している債券なので、安全性の高い投資先として人気があります。定期預金よりも高めの金利となっているので、定期預金をするつもりで始めてみるといいかもしれません。

初めて国債を買ってみるのであれば、ボーナスなどで使い道の決まってない金額から始めてみるのもいいでしょう。
3年以上使う予定がないのであれば、3年定期を始めたと思って購入してみるものいいのではないでしょうか。

さらに、税金の非課税や軽減のメリットがある、iDeCoやつみたてNISAを活用した投資信託で始めてみるのもオススメです。
債券投資は、安全性を重視して投資を始めたい人にはピッタリ。投資初心者にも適した商品と言えるでしょう。

黒須 かおり

ファイナンシャルプランナー CFP® 女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識...

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