厚切りジェイソンが語る日米のマネーリテラシーの違いを学んだ感想
今回は、筆者が無料オンライン講座「gacco(ガッコ)」の「新時代のWhy?マネーリテラシー」を受講した感想を紹介します。
お金に関する講座と聞くと堅いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、この講座は、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんが、自身の生活目線で展開。楽しくマネーリテラシーを身につけることができる講座となっていました。
講座でよかったポイントと、どんな人に観てほしいかも併せて紹介していきます。
無料で学べるオンライン講座gaccoとは?
スマートフォンやパソコンなどで、本格的な大学レベルの講義を無料で受講できるgacco。自分が好きな分野を隙間時間に楽しむことができるほか、さまざまなジャンルの講義があるのが魅力です。
これまで学校で教えてくれなかったお金の知識を学べるマネー講座という、社会人におすすめの内容もありますよ。
「新時代のWhy?マネーリテラシー」講座を受けてみた!
今回受講した「新時代のWhy?マネーリテラシー」は、20、30代の若者に向けて、お笑い芸人や経営者、そして投資家としても活躍する厚切りジェイソンさんが、お金について解説するというもの。3つのパートに分かれた講座は、1コマ30分弱で集中して学ぶことができました。講座内容は、以下の通りです。
第1章 【金融教育編】日米のマネーリテラシーの「違い」とは?
第2章 【稼ぐ力編】いつの時代も「価値のある人材」とは?
第3章 【投資・資産運用編】厚切りジェイソンの「超投資哲学」とは?
講座では、厚切りジェイソンさん自身の生活目線で、具体的かつ現実性のあるエピソードをお話してくれたので、これまで難しそうだと思っていたお金のことが、とても身近に感じられました。
一番印象に残った!第1章【金融教育編】
3つのパートの中でもとくに印象に残ったのが、第1章の 『【金融教育編】日米のマネーリテラシーの「違い」とは?』です。
一昔前と比べると投資が身近になってきたとはいえ、まだまだ「資産運用や投資に興味があるけど難しそうでなかなか始められない」「将来の年金が不安だけど何をしたらいいかわからない」という人も多いでしょう。
大人になってもこのような不安があるのは、日本において金融教育がなされてこなかったことが原因の1つにあると思います。
アメリカ生まれの厚切りジェイソンさんは、日米のマネーリテラシーの違いは、生まれ育った環境と制度にあると解説されていました。
第1章を受講して感じた!マネーリテラシーに差がつく日米の4つの違い
第1章を受講して、マネーリテラシーに差がつくのには、4つの理由があると感じました。
理由1.日米のお金に対する考え方の違いは金融教育の差!
アメリカでは、学校で金融教育があり、単利や複利といったお金の増やし方を学べるそうです。また、金融教育を推進する国家機関も充実しているそう。
一方日本では、大人になっても単利とは?複利とは?と疑問を持つ人も多いでしょう。
単利とは、元本部分にのみ利息がつくもので、複利とは、利息も元本に組入れて、利息がつくこと。つまり、複利効果とは、お金自身が働いてお金を増やしてくれるということなのです。
日本では金融教育がなされてこなかったこともあり、このように働かずにお金を稼ぐ不労所得を悪いものだと考えている人が多いのが現状です。しかし、金融教育の遅れを感じている日本は、ついに2022年から高校の授業に資産形成の内容を追加予定。
授業が組み込まれるのが、家庭科というのが少し驚きではありますが、ようやく動き出した感のある日本の金融教育。この授業では、株式や債券、投資信託など、基本的な金融商品の特徴も学べるようになります。また、生涯のライフプランやリスク管理についても言及される見込みです。