パンフレットの鵜呑みは注意!外貨建て貯蓄型保険で学んだこと

マネーケア

貯蓄や投資に興味を持ったときに、みなさんならどこにお金を預けますか?銀行の普通預金、定期預金などが思い浮かぶ人が多いかもしれませんね。ただ、これら貯蓄は低金利のため、なかなかお金が増えていかないのが悩みです。

筆者はあるとき、「株式などの投資商品ならお金が増やせて良いかもしれない」と考え、貯蓄性のある外貨建て保険に加入。そこで学んだ失敗談を紹介します。

円ではほとんど増えない…外貨建て保険の積立利率が魅力的に

まずは、筆者が貯蓄性のある外貨建て保険に加入した経緯を紹介していきます。

それまではどんな商品にお金を預けていた?

筆者は当時、銀行の普通預金、財形貯蓄、従業員持株会、円建ての個人年金保険を保有していました。そのときの銀行預金金利は0.02%ほどで、100万円預けても1年間に200円ほどしか増えません。現在だとさらに下がって0.001%なので、1年預けても利息はたったの10円です。

しかし中には、「家にお金を置いておくと防犯上危険」「手元にあると使ってしまうから」といった理由で、預金している人もいるでしょう。筆者もお金を増やすという感覚ではなく、「財布に入れておくと使ってしまうから」という理由で、普通預金を利用していました。

そのほかの財形貯蓄や従業員持株会は、会社が行っている制度で、給料から天引きされるもの。周りの同僚や友人がしていたのもあって、「知らないうちに貯蓄できるかも」といった気持ちから始めました。ただ、「3年以上積立しないと一部解約できない」や「単元株にならないと売却できない」など、いくつか制限があるのが特徴です。

円建ての個人年金に関しては、老後の資金を貯めようと思い始めました。しかし毎月の貯蓄割合としては、銀行の普通預金に預金するのがもっとも多かったので、「もう少しお金を増やせたら良いのに……」と思うようになります。

積立利率なんと4%!もうこれは始めるしかない

そんなときに知ったのが、貯蓄性のある外貨建て保険です。これまで、外貨建て商品を持っていなかったので興味深かったのと、なにより当時の積立利率が4%ほどあったことで、さらに魅力的に感じました。パンフレットを見て「これだ!」と思った筆者は、すぐに加入するのですが…。

知っているようで知らない!積立利率の落とし穴

ピン!ときて外貨建て保険に加入した筆者ですが、加入後に気づいたことがありました。ここでいくつか紹介します。

具体的にはどんな商品だったの?

米ドル建ての外貨建て保険に加入すると、保険料は毎月日本円で支払います。契約後、米ドルに為替取引され運用が始まり、払込期間は10年間。10年間保険料を支払ったら、寝かせることで米ドル資産が増えていく仕組みになっています。

「10年なんてあっという間」「結婚の予定もないし今使わないお金は投資しよう」というスタンスだったので、正直あまり深く考えていませんでした。しかし加入して1年ほど経ったとき、保険会社からの報告書で疑問点が出てきます。自分が想定していたよりもお金が増えていないのです。

外貨建て保険の積立利率に気をつけて!

どうして想定よりも増えていないのか気になったので、加入時にもらったパンフレットを引っ張り出して詳しく調べてみました。すると、積立利率は運用利回りとは違ったのです。

筆者は、支払った保険料全体に年4%ほどの利率が付与されると思っていたのですが、実は保険料のうち、“積立部分のみ”に付与されるものだったのです。つまり、支払った金額ではなく、運用や死亡保障などにかかる費用・手数料を引いたあとの金額に、付与されることがわかりました。

ということは、実際には年4%ではなく、それよりも低い金利というわけです。この仕組みを知ったときはショックで解約しようかと思いましたが、加入期間が短かったため、解約返戻金が少ないこともありそのまま続けることにしました。

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nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

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