貯金ゼロ!投資をしたいけど貯金が先?将来のお金について考えてみた
貯金を加速するためには使わない力と稼ぐ力が必要!
貯金や投資に回すお金を確保しようとすると、使わない力と稼ぐ力、どちらも見直す必要があります。
でも、使わない力と稼ぐ力とは一体?そして、この2つの力をどのように整えていけば良いのでしょうか。
使わない力を育てて貯金ができる仕組みを作る
貯金ができない家計は、まず見直しをして、お金を使わなくてよいものをカット&調整して、貯金ができる枠組みを作ることから始めましょう。
このときのポイントは、食費や日用品のような変動費ではなく、まずは固定費の見直しからすること。
スマホ会社や電力会社の乗り換え、保険の見直しなどをしてみましょう。そうすると、浮いたお金を貯金に回すことができます。
そのほかにも、貯蓄専用口座を作り給料日に先取りで貯金するのもおすすめです。
貯金ができる枠組みを作れば、あとは時間と共に貯蓄が増えていくでしょう。これが、お金を使わない力を育てるということです。
稼ぐ力を加速することで貯金や投資に回せるお金が増える
稼ぐ力とは、単純に収入を増やす力ということ。これができれば、余剰資金に繋がり、貯金だけでなく投資に回すお金を確保することができます。
最近では、稼ぐ力を加速させようと、副業を薦める動きに政府も積極的です。本業とは別の収入を確保することは、収入アップに直結します。
また、資格の取得や転職などで給料のアップを狙うことも可能です。
いずれも収入アップにすぐ結びつかないこともありますが、自分の能力や経験を活かしたい場合やキャリアアップを図るために有効でしょう。
貯金しながらの投資はつみたてNISAやiDecoを利用
「つみたてNISA(ニーサ)」や「iDeco(イデコ)」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
どちらも税金がお得になり、貯金と並走して投資したいときにぴったりの制度です。それぞれの特徴と、どのような点が貯金と合わせて取り組みやすいのかを紹介します。
まずは始めやすい「つみたてNISA」から
つみたてNISAとは、少額かつ長期で投資する人に向けたお得な制度です。
魅力は、年間40万円までを最長20年間非課税で運用できるというところ。通常、投資で得られた利益から約20%税金が引かれますが、これを丸ごと受け取れるのはうれしいですよね。
また、運用する商品は、厳しい基準をクリアした比較的リスクの少ないものに限られているほか、月1万円からでも始められます。そのため、ゼロから貯金と並行する投資初心者向きの運用方法といえるでしょう。
老後に備えて今を節税「iDeco」
老後の生活費が心配ゆえに、貯金や投資を考える人も少なくありません。iDecoは、60歳未満の間に投資信託などで資産運用し、老後の年金を蓄えておく制度です。
iDecoの魅力は、掛金が全額所得控除になることと、運用益が非課税になること。積み立てて運用している間は節税になり、利益も非課税になるのはうれしいですよね。
注意点は、60歳まで引き出すことができない制度になるため、背伸びした金額を運用していると、今のお金が足りなくなる可能性があること。
しかし、少額を長期で運用するスタンスは、貯金と並行して行いやすい投資といえるでしょう。
貯金と投資どちらも叶えることはできる!
貯金もしたいし投資も興味ある…と思うのは、近年の傾向として自然な流れと言えるでしょう。しかし貯金文化が根強い日本では、まだまだ投資へのハードルが高いのも事実です。
貯金と投資では貯金の方が優先すべきですが、ポイントを押さえれば同時に行うこともできるでしょう。ぜひ参考に、自身の将来設計を見つめてみて、貯金と合わせて投資にも挑戦してみてくださいね。