女性の一人暮らしに最適な部屋は? 物件選び3つのポイント

マネーケア

女性が一人暮らしをする時は、物件選びで気を付けなければならないポイントがあります。家賃、間取り、最寄り駅から徒歩何分か等の基本的なことだけでなく、防犯やくらしやすさなども考える必要があります。

今回は、女性が一人暮らしに最適な部屋をみつける、物件選びのポイントをお伝えします。

女性の一人暮らし物件選びのポイント1:防犯を最優先に考える3つの視点

家賃が安いことや、駅に近いことは大切ですが、女性の一人暮らしであれば、防犯は最重要項目です。部屋の内外から、防犯意識を持って物件を選びましょう。

(1) 1階は避ける
マンションなどで1階の部屋は、家賃が安く設定されていることが多いのですが、女性の一人暮らしには不向きです。外から見えやすいため、女性の一人暮らしであることが容易に分かってしまい、空き巣などにも狙われやすくなってしまいます。

(2) 部屋・ベランダが外からのぞかれない
1階ではなくても、部屋の中やベランダが外からのぞかれやすくないか、確認しましょう。道路から、近隣住宅やビル、線路の近くなら電車から見えてしまうこともあります。部屋にいても落ち着かないですし、洗濯物が外に干せなかったり、窓が開けられなかったりします。

(3) 最寄り駅までの道が安全
昼間は明るくても、夜は街灯が少なく暗くなる道は要注意です。特に工場・倉庫・学校・お寺・公園・空き地など、時間によっては人気がなく、女性の一人歩きには危険な場所もあります。マンションがオートロック付きでも過信は禁物。夜も物件周辺に出向いて、周りの状況を確認しましょう。

女性の一人暮らし物件選びのポイント2:メンテナンスがラクか 3つの視点

日々の掃除や手入れなど、自分ひとりでもラクにできるような部屋でないと、快適に住み続けることは難しいもの。入居してからどんなくらし方をするのか、イメージしながら物件を選びましょう。

(1) 天井は高すぎない
天井が高いはオシャレなのですが、電球や蛍光灯を付け替えるには大変です。また、エアコンがききにくいことも難点です。

(2) 開口部が多すぎない
窓が大きく、多い部屋は明るく、日当たりが良さそうに思えます。しかし、窓などの開口部が多すぎると外気の影響を受けやすいため、夏や冬のエアコン代がかさんでしまいます。また、家具の配置にも困ることが多いので注意しましょう。

(3) 湿気がこもらない
日当たりが悪く、風通しも悪いと湿気がこもりやすくなります。冬場に窓が結露したり、梅雨時にクローゼットの後ろがカビてしまったりすると、健康にもよくありません。湿気対策にエアコンの除湿モードをつけることが多ければ電気代がかかりますので、はじめから日当たり・通風の良い部屋にしましょう。

女性の一人暮らし物件選びのポイント3:トラブル防止も忘れずに 3つの視点

ご近所同士のトラブルは、深刻な問題になることも少なくありません。賃貸ならば引っ越してしまえばいいのですが、決して安くはない費用と時間とエネルギーがかかります。トラブルを未然に防ぐ視点も大切です。

(1) 木造より鉄筋コンクリート
住民同士のトラブルで最も多いのが音の問題です。生活音が響きやすい木造住宅では、自分が意識しなくても、周りは音が気になっているケースもあります。特に、友達を部屋に呼ぶことが多い人は気をつけたいですね。鉄筋コンクリートや、鉄骨鉄筋コンクリートの構造を選びましょう。

(2) 階段やエントランス近くは避ける
マンションでは、外階段の上り下りやエントランスの開閉音が響くことがあります。都心などでは深夜・早朝に出入りする人も少なくありません。敏感な人だと、眠りを妨げられてしまう場合も。音のストレスをためないよう、部屋の位置にも気をつけましょう。

(3) ゴミ置き場・駐輪場がキレイ
ゴミ置き場や駐輪場が整理整頓されているところは、住民同士のトラブルが少ない傾向にあります。きちんとした人が多いからでしょうか。専用のゴミ置き場がなければ、収集日にゴミを出すところもチェックできるといいですね。

まとめ

女性の一人暮らしでは、物件選びのポイントは、「防犯」「メンテナンスがラク」「トラブル防止」の3つです。快適なお部屋を見つけて、一人暮らしを楽しみましょう。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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