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【ミレニアル世代のマネー学】運用成績の9割が資産配分で決まるって本当?コアサテライト戦略を実践しよう

【ミレニアル世代のマネー学】運用成績の9割が資産配分で決まるって本当?コアサテライト戦略を実践しよう
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銀行にお金を預けても、お金はほとんど増えません。ミレニアル世代・Z世代と呼ばれるみなさんがこれからお金を増やしたいならば、投資をすることが欠かせません。

資産運用をするなら、誰でも「お金を減らさずに増やしたい」と思うでしょう。そのためにこれまで、お金を減らさずに増やす「長期・分散・積立投資」や「ポートフォリオ(資産の組み合わせ)」が大切なことをお伝えしてきました。実は、こうした投資を実践して、実際にお金を減らさずに増やす運用をしている人たちがいます。それは、機関投資家です。

今回は、機関投資家が実践している「コアサテライト戦略」についてお話しします。
▶︎前回:信用リスク、カントリーリスクとの付き合い方

そもそも機関投資家ってどういう人たち?

機関投資家は、いわば運用のプロ。銀行・生命保険会社・損害保険会社・年金・ヘッジファンドといった大口投資家たちのことを指します。
機関投資家の資金量は個人投資家の比ではありません。その資金を武器に、個人では買えないような利回りの高い資産を購入することもできます。
また、情報量・情報収集速度も、個人をはるかに凌駕しています。

たとえば、年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、国民から支払われた年金保険料を長期にわたって運用して増やし、将来の年金の支払いにあてています。
運用額は約177兆円(2020年末時点)。世界最大の機関投資家です。
しかし、もしGPIFが大きく損をしてしまったら、将来の年金の支払いに影響が出る可能性があります。そうなっては誰もが困ってしまいますから、「お金を減らさずに増やす運用」をしているのです。

銀行や生保・損保など、他の機関投資家も同様です。それぞれの顧客からお金を預かり、お金を減らさずに増やす運用を行っています。

プロの運用というと、「機関投資家はこれから値上がりする銘柄を次々に当てていくに違いない」と思われるかもしれません。しかし、たとえ投資のプロであっても、これから値上がりする銘柄を見つけるのは簡単なことではありません。
1つ2つは運良く見つけられるかもしれませんが、当て続けるのはまず不可能です。なにより、こうした投資はギャンブルのようになりがちですし、誰が運用するかによっても成績が変わってきてしまいます。これでは到底、お金を減らさずに増やす運用になりません。

機関投資家はお金を減らさずに増やす運用をするために、「投資方針書」「リスクテイク方針書」といったものを策定し、投資のルールを明確にしています。
そして、これを厳格に守って投資を行います。そうすることで、お金を減らさずに増やす運用を実現するのです。

機関投資家の運用は、誰がやってもできるように、ルール化・仕組み化・システム化されています。実際、筆者も、新卒で生保に入社して、すぐに機関投資家の運用をすることができました。
それは、決して筆者が優秀だからとか、そういう理由ではなく、きちんとした投資の仕組み化が用意されていたからなのです。

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頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。...

プロフィール

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